「うまかっちゃん」とは 言わずと知れた九州のデファクトスタンダードな袋ラーメンです。 発売は1979年。 九州各県をイメージしたバリエーションはありますが、ノーマルは発売以来まったく味を変えずに今に至ります。 ありがとうハウス食品。 味もマイルドでありながらくどさもなく、トッピングも何にでも合うのも人気の要因のひとつだと思われます。 塩こしょうで味付けした野菜炒めを乗せて食べるのは定番ですね ご家庭によります。 一応は西日本限定商品で、実家からの補給物資の定番だったり、帰省の土産で買って職場でバラまくと喜ばれたりするのですが、最近ではネット通販だけでなくドン・キホーテで販売され、全国で入手できるようになっています。 九州の小学生は、自分でうまかっちゃんを作るために 火の使い方を覚えます。 我々の世代は小学校の土曜日の授業は半ドン 午前中まで で、家に帰ったらうまかっちゃんを自分で作り、 独占!女の60分を見ながら麺をすすってスープを飲み干し、遊びに出かけたものです。 作る 裏面を見てみましょう。 まあ普通の袋ラーメンの作り方と同じなのですが、唯一違うのが茹で時間が3分ではなく 90秒なところです。 これは濃厚新味では麺の細さがノーマルの1. 4mmから1. 2mmと細くしたためだと思われます。 まあ福岡の豚骨ラーメンって本来は細麺ですしね。 ちなみに細麺を試作してる最中に工場の機械を壊してしまったそうです。 それだけシビアなんですね麺の世界って。 袋から出してみると、確かに細いですね… というわけで茹でてみるわけですが… コイツ、1分経過してもほぐれにくくて、本当に90秒で大丈夫なのか不安になる… 90秒経過しても若干不安が残る感じでしたが、火を止めて粉末スープと調味油を入れている間にちょうど良い固さになりました。 食べる 麺はめちゃくちゃちぢれているノーマルと比べると、若干ちぢれを残しつつもストレートに近づいています。 食感はノーマルのふにゃふにゃ感をある程度は残しつつ、 細麺ならではの歯ごたえ感が表現されています。 しかもノンフライめんでなく、揚げ麺で。 正直「頑張ったな」という印象です。 ノーマルと比較して茶色みを帯びたスープは、 ずいぶんストレートな味になったという印象です。 ノーマルはクリーミー感があるまったりした味ですが、濃厚新味では塩味とか調味油の風味とか豚骨感、それぞれの主張をハッキリ出した味に感じます。 脂でごまかさないガツンとくる系の濃厚と言えばいいでしょうか。 現代人に合う味かもしれません。 濃厚新味を一言で表現すると 洗練された「うまかっちゃん」 になると思います。 総評 うまかっちゃんの真骨頂は• クリーミーさを表現した、マイルドでまったりした優しい豚骨スープ• その優しいスープを絡めて口に運んでくれるちぢれ麺• お湯をたっぷり吸い上げてコシがないふにゃふにゃした麺と、優しいスープが織りなす味のハーモニー であり、 このトータルバランスとアイデンティティこそが九州民から愛された理由だと思います。 それを現代の技術を駆使し、うまかっちゃんらしさを残しながら洗練させた。 「開発期間は通常の6倍」「試作数は400以上」というのも納得します。 でもね。 九州民って味に対して すんげえ保守的なんですわ。 というわけで九州を離れて20年ほど経過した私ではありますが、残りの濃厚新味を食べきった後に ノーマルに戻ると「そうそうこれだよこれ」と言うと思います。 GPZ900Rのフルカスタム車に乗った後にノーマル に近い 車両に戻ると「そう、ニンジャってこうだよな…これなんだよ…オレは今まで何をやってきたんだ…」と思うのと同じです。 ただ濃厚新味は「洗練」されたが故に、 ノーマルの味に思い入れがない東日本では評価が逆転し、かなり好評になるのではと思います。 ドンキで売られ始めたらどうなるか楽しみです。 昔から親しまれているナショナルブランドの食品で味を変えるのは、非常に難しいです。 例えば近年ではエバラ食品工業が「黄金の味」をリニューアルしましたが、あまり好調ではないようです。 うまかっちゃんについてはリニューアルとはせず別ブランドとしてノーマルと併売という形を取ったのも、そういった事実があるからでしょう。 ましてや味に保守的な九州が主戦場ですので。 ただ技術はここまで進化し、国民のライフスタイルや味覚も大きく変化しています。 そのような社会の中で袋ラーメン界隈ではマルちゃん「正麺」が大ヒットとなり、メーカーとしても 「そろそろ新しいものにチャレンジしたい」となるのは当然ではないかと思います。 社運を賭けたプロジェクトに匹敵したであろう商品開発は相当なプレッシャーもあったでしょうし、半ば楽しみながら高いモチベーションで作り上げた開発者の姿も想像できます。 そういったことを考えると「これもうまかっちゃんのバリエーションとして受け入れられるといいよね」という、ブログが故の 当たり障りのないことを思わずにはいられません。
次のうまかっちゃん1袋• 水350ml• 豆乳200ml• 味噌小さじ1• 豚ひき肉40g• むきエビ20g• 人参40g• キャベツ1袋• とうもろこし30g• モヤシ40g• ニラ25g• サラダ油小さじ1• 片栗粉小さじ1• 人参は4cm程の短冊切り、キャベツはざく切り、ニラは4cm程にカットします。 とうもろこしは身をそいでおきます。 フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を炒めていきます。 3の色が変わったら、エビ、人参、キャベツ、とうもろこし、もやしの順で炒めます。 軽く塩コショウをして、鶏がらスープ、にらを加えて一煮立ちさせます。 水溶き片栗粉を加えてとろみを付けましょう。 鍋に水と豆乳を入れて沸騰させたら麺を入れてほぐしましょう。 麺が茹で上がる前に味噌を溶かして火を止めて、調味料類を加えます。 お皿に移してオイルを加え、炒めた具材をトッピングすれば完成です。 作り方はまず準備した調味料類と水を鍋にすべて入れて一煮立ちさせます。 この間に別の鍋で豚バラ肉を10分程下茹でしておきましょう。 調味料と水を一煮立ちさせたら下茹でしておいた豚バラ肉を加えます。 そのまま弱火で30分程煮込みます。 「わざわざ調味料に入れた水分を蒸発させているので、この工程は省けないのか?」と思う方もいるかもしれません。 しかし、あえて加えた水分を蒸発させる事で醤油の角が取れてまろやかな味わいに仕上げる事ができます。 少し面倒に感じるかもしれませんが、こだわる方にはぜひ行ってほしい行程です。 火を止めたら豚バラ肉を熱い内に取り出してアルミホイルで包みます。 こうする事で中まで火を通しても肉が硬くなりませんし、味もしっかりしみるようになります。 その後は冷めるまで常温で放置しておきましょう。 チャーシューをと出した後の調味料はカエシとなります。 保存しておきたい場合は、消毒した密封容器に入れておけば 冷蔵庫で1週間程保存可能です。
次のうまかっちゃんを使った美味しいアレンジ料理1つ目は、屋台風焼きラーメンのアレンジレシピです。 一度にたくさん作る事が出来て野菜をたくさん食べやすいのが嬉しいところです。 紅ショウガやキクラゲを加えると本格的です。 簡単なレシピを下に載せておきます。 ぜひお試しください。 うまかっちゃん屋台風焼きラーメンアレンジ材料• うまかっちゃん(1袋)• お好みの野菜(キャベツやキクラゲがおすすめです)適量• 紅ショウガ(適量)• 卵(1つ) うまかっちゃん屋台風焼きラーメンアレンジレシピ• 野菜はカットして炒めておく。 麺は固ゆでにして、軽く湯切りをし野菜と紅ショウガと一緒に炒める。 味を調整しながらスープの素を入れて、目玉焼きを乗せれば完成です。 ワンポイント|ネギ油を回しかけるとより美味しくなります。 うまかっちゃん(1袋)• トッピング用にお好みの野菜• うまかっちゃんの粉スープ(大さじ半分)• 3倍濃縮の麺つゆ(大さじ2)• 酢(大さじ1)• 砂糖(少々)• ごま油(少々)• キムチ(適量) 冷麺風うまかっちゃんのアレンジレシピ作り方• トッピング用野菜は食べやすい大きさにカットしておく。 材料の、うまかっちゃんの粉スープ以下の材料を混ぜ合わせておく。 うまかっちゃんの麺は固めに茹でて冷たい水で締め、よく水気を切る。 麺とスープを丼に入れ、トッピング用野菜をトッピングして完了です。 少し必要な材料が多く手間がかかりますが、その分とても美味しいです。 下に材料とレシピを載せておきます。 うまかっちゃん汁なし担々麺材料• うまかっちゃん(1袋)• 豚ひき肉(100g)• 甜面醤(大さじ1. うまかっちゃんスープの粉(1袋分)• 練りゴマ(大さじ1)• ラー油(大さじ1)• 酢(大さじ0. ゴマ油(0. お湯(50CC うまかっちゃん汁なし担々麺レシピ• 豚ひき肉は炒めておきます。 甜面醤以下の材料を混ぜ合わせ、炒めた豚ひき肉と合わせておきます。 うまかっちゃんの麺を固めに茹で、冷たい水で締めておきます。 麺をお皿に盛りつけて、上から豚ひき肉と合わせた調味料をかけてかんせいです。 ワンポイント|小口ネギや粗く刻んだピーナッツや花椒などをトッピングに加えると更に本格的で美味しくなります。 うまかっちゃんの豚骨スープはキムチとも相性が良く、キムチ鍋アレンジはおすすめの美味しい食べ方です。 大人数の時など一度にかなり手軽に作る事が出来るのでとてもおすすめです。 下に簡単なレシピを載せておきます。 うまかっちゃんでキムチ鍋材料• うまかっちゃん(1袋)• おろしにんにく(小さじ1)• 一味唐辛子 うまかっちゃんキムチ鍋作り方• うまかっちゃんラーメンの分量を火にかけて、材料のおろしにんにく以下全てを入れる。 スープが出来上がったら土鍋にスープを入れ、野菜や肉と一緒に麺を煮込めば完了です うまかっちゃんにこんなにアレンジ方法があるなんて食べる楽しみが増してワクワクします。 普通に食べても美味しいうまかっちゃん、アレンジやちょい足しでどんな味に変わるのかぜひ試してみて下さい。 インスタントラーメンのアレンジレシピで、他にも興味深い記事を見つけましたので下に載せておきます。
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