新聞 記者 ネタバレ。 映画『新聞記者』ラストシーン解説と感想。「羊の絵の意味」から評価の高い作品を読み解く|シニンは映画に生かされて10

新聞記者(映画)のラストシーンの最後の言葉は?ネタバレあらすじも

新聞 記者 ネタバレ

CONTENTS• 映画『新聞記者』の作品情報 C 2019「新聞記者」フィルムパートナーズ 【公開】 2019年6月28日(日本映画) 【原案】 望月衣塑子、河村光庸 【監督】 藤井道人 【脚本】 詩森ろば、高石明彦 【キャスト】 シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司、望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー 【作品概要】 東京新聞の記者・望月衣塑子の同盟ベストセラーを原案とするオリジナル脚本によって制作された、メディアの意義を問いかけたポリティカル・サスペンス。 常に真実を追い求める若き新聞記者。 日頃不正な情報操作に携わってきたエリート官僚。 本来相容れぬ道を進んでいたはずの二人が、無力感や葛藤に苛まれながらも対峙し、政府が隠蔽しようとした恐るべき事実へと辿り着こうとする様を描きます。 新聞記者・吉岡を演じたのはシム・ウンギョン。 『怪しい彼女』(2014)などで知られている韓国の演技派女優です。 一方、内閣情報調査室に勤めるエリート官僚・杉原を演じたのは松坂桃李。 シムとはダブル主演という形で、全力の演技をスクリーン上で見せます。 映画『新聞記者』のあらすじ 東都新聞に勤める記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)は、日本人の父と韓国人の母に間に生まれアメリカで育ったのちに、とある出来事をきっかけに日本で新聞記者になったという異色の経歴を持っていました。 ある日、彼女のもとに大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届きます。 吉岡は上司・陣野(北村有起哉)の命により、極秘情報が果たして事実なのかその裏取り調査を開始します。 一方、内閣情報調査室に勤めるエリート官僚・杉原拓海(松坂桃李)は、国家の体制維持のためには時には民間人を巻き込んでの不正な情報操作も辞さない自身の仕事と、「国民に尽くす」という理想の間で苦悩していました。 妻・奈津美(本田翼)の出産が近づく中、彼は久方ぶりに外務省時代のかつての上司・神崎(高橋和也)と再会します。 しかしその数日後、神崎は意味深な言葉を遺して投身自殺を遂げてしまいました。 極秘情報の真相を追う吉岡と、神崎が家族を遺してでも自死しなければならなかったその理由を追う杉原。 その正体の鍵を握る匿名FAXの表紙に描かれた絵にして、本作のテーマを示す最たる象徴こそが「両目の潰された一頭の羊」の絵です。 象徴としての、羊。 キリスト教に少しでも触れたことがあれば、誰もが「迷える子羊」=「人間」という連想に至るでしょう。 それでは、告発者の描いた羊は何故、両目を潰されているのか。 何故、一頭だけなのか。 そこには、複数の理由が存在することが考えられます。 自ら真実を見つめようとする態度や能力を体制側の不正なる操作によって奪われた、或いは愚かにも放棄してしまった。 「両目の潰された一頭の羊」ほど、その哀れな姿を最も的確に、最も冷笑的に描いた絵は他にないでしょう。 それは、外務省に務めていた杉原のかつての上司・神崎(高橋和也)の姿です。 C 2019「新聞記者」フィルムパートナーズ 加えてそのような神崎の姿は、彼の元・部下であり、かつての彼同様に理想と現実の間に苦悩し続けている杉原の未来の姿とも重なります。 その理由が一体どのようなものなのかは、ぜひご自分の目で確かめてみてください。 それは暗黙の圧力でもありました。 突きつけられた現実に愕然とし、幽鬼のように路をゆく杉原。 やがて彼は、同じくジャーナリストとして真実を追い求め続けた中で挫折し、自ら死を選んでしまった父の真実にわずかながらも辿り着くことができた吉岡と、国会議事堂近くの横断歩道越しに再会します。 黒いアスファルトの上に横断歩道の白線が塗られている道路を挟み、遠ざかることも近づくこともなく互いの姿を見つめる二人の主人公を映し出したラストシーン。 C 2019「新聞記者」フィルムパートナーズ 真実を追い求め続けるメディアの守り手が存在するからこそ、不正を司る情報操作者が白日の下に晒され、初めて存在が認識される。 そして、情報操作者の司る不正が存在するからこそ、メディアの守り手が追い求め続ける真実が生じる。 映画『新聞記者』は、本来相容れぬ対極の立場で生きる二人を敢えて巡り合わせた。 そして、「互いの生きる立場と現実が遠くもなければ近くもない。 映画『新聞記者』監督の藤井道人プロフィール (C)Cinemarche 映画『新聞記者』の藤井道人監督は1986年生まれ、東京都出身。 日本大学芸術学部映画学科在学中から入江悠監督や鈴木章浩監督の作品に助監督として参加し、その一方で脚本家・青木研次に師事します。 19歳から映像ディレクターとしてCMやPVなどの映像制作に携わったのち、大学卒業後はフリーランスとして活動。 オリジナルビデオ作品やインディーズ長編映画などで企画・脚本・監督を務めました。 やがて大学時代に知り合った名プロデューサー・奥山和由の提案で伊坂幸太郎の小説『オー! ファーザー』の脚色を手がけ、その数年後に監督へと抜擢され、2014年に劇場公開された同作によって商業映画監督デビュー。 また、同じく2014年に公開された『幻肢』では第9回アジア青少年映画祭最優秀脚本賞を受賞しました。 現在は映画監督、脚本家、プロデューサーとして、映画・ドラマ・MV・CMなど幅広い分野で活動。 2019年には監督・脚本を務めた『デイアンドナイト』(1月公開)、プロデューサーを務めた『LAPSE ラプス』(2月公開)、そして本作『新聞記者』が劇場公開されるなど、その活躍は止まることを知りません。 まとめ C 2019「新聞記者」フィルムパートナーズ インターネットおよびSNSの普及により、もはやメディアの担い手ではない人間は存在しないであろう現在の日本社会。 「自粛」「自主規制」のムードが昨今拡大し続ける映画界において、メディアの孕む矛盾とストレートに向き合った姿勢だけでも、本作は評価されるべき作品と言えます。 本作によって矛盾を再認識させられた後、メディアの担い手である人々はその先にどのような結論へと至るのか。 その回答は、本作を鑑賞された人々それぞれに異なるものかもしれません。 ですが、その回答は決して現代の日本社会におけるメディアの在り方をネガティブな方向へと駆り立てるものではないことは確かでしょう。 映画『新聞記者』は2019年6月28日より公開です。

次の

新聞記者のラストシーン・結末のネタバレ!最後の杉原のごめんの口パクの意味についても

新聞 記者 ネタバレ

新聞記者の紹介:2019年日本映画。 東京新聞で働く女性記者・望月衣塑子の著書を原案とするサスペンス。 国家の闇を追う新聞記者と、エリート官僚が、それぞれの立場で正義を貫く。 映画やテレビドラマでの主演作が続き、今ノリに乗っている松坂桃李。 そして彼とW主演を務めるのは韓国の実力派女優シム・ウンギョン。 この春、日本で舞台にも挑戦した彼女は、日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育ったというヒロインの役に見事にハマっている。 衝撃的な内容ゆえに、日本国内の女優はみな出演を見送ったというこの役は、彼女によってよりリアルなものとなった。 また、悪役として不気味な存在感を放つ田中哲司の怪演も見どころのひとつだ。 監督:藤井道人 キャスト:松坂桃李(杉原拓海)、シム・ウンギョン(吉岡エリカ)、本田翼(杉原奈津美)、岡山天音(倉持大輔)、郭智博(保関戸)、長田成哉(河合真人)、宮野陽名(神崎千佳)、高橋努(都築亮一)、西田尚美(神崎伸子)、高橋和也(神崎俊尚)、北村有起哉(陣野和正)、田中哲司(多田智也)ほか 目次• 新聞記者のネタバレあらすじ:起 深夜の東都新聞社会部にFAXが送られてきました。 サングラスをした羊のイラストで始まるその文書は、ある大学の新設に関わる極秘情報を暴露するものでした。 夜が明けて社会部は、上からの圧力で差し替えられたと思われる一面記事の話題で持ち切りです。 その記事は、文部科学省の大学教育局長が、大学の不正入学に関与していたというものでした。 社会部記者の吉岡エリカ(シム・ウンギョン)は、上司の陣野(北村有起哉)に呼ばれ、FAXの調査を任されます。 その情報によると、通常文部科学省が管轄する大学の新設を、なぜか内閣府が主導していて、しかも経営を民間に委託するというのです。 同じ日、内閣府の中にある内閣情報調査室(通称:内調)。 杉原拓海(松坂桃李)は、公安が深夜につかんだ大学教育局長のスキャンダルをマスコミに流し、あっという間に局長は世間の批判にさらされることに。 杉原たちは、現政権に都合の悪い人物に対して、マイナスのイメージがつく情報を探し出し(捏造し)、広く世間に拡散させているのです。 外務省からの出向である杉原は、上司の多田(田中哲司)に呼び止められ、「外務省時代の知人から連絡があったら報告するように」と言われました。 ある日、レイプ被害の会見を開いた女性に対し、ハニートラップだったことを裏付ける相関図をつくるように指示された杉原は、自分たちのしている仕事に迷いを感じ始めます。 そんなとき、外務省時代の尊敬する上司、神崎(宮野陽名)から食事の誘いの電話が入ります。 日を改めて会食する二人。 『国民に尽くすこと』がモットーの神崎は、実は杉原と一緒に働いていた北京大使館時代、無実であるにも関わらず、不正の責任をひとりで被った過去があったのです。 新聞記者のネタバレあらすじ:承 記者の吉岡は、大学教育局長を取材しています。 大学新設の件は、目的が不明だったため断ったと言いますが、それ以上を聞き出すことはできませんでした。 杉原は、かつての同僚・都築(高橋努)に偶然会いますが、彼が神崎の後任であること、その仕事が大学新設関連だったこと、そして自分の部署内調が神崎を追い詰めていたことを初めて知ります。 神崎を心配し電話するも通じず、自宅にも誰もいません。 すると神崎から電話が…。 その電話を最後に、神崎はビルの屋上から身を投じてしまいました。 杉原は上司の多田に詰め寄りますが、逆に、「お前、子供が生まれるそうじゃないか」と切り返されてしまいます。 神崎の通夜の日、杉原は残された妻と娘に寄り添い、群がるマスコミから守ろうとします。 その様子を見ていた吉岡は、不躾な質問をした記者に対して「自分がその質問をされたらどう思いますか?」とマスコミ側を止めに入りました。 妻子を乗せたタクシーが去り、立ち去る吉岡を杉原が呼び止めます。 「そっち(マスコミ)側だろ」。 吉岡が「本当のことが知りたい」と言うと杉原は一言、「君には関係のないことだ」と言います。 杉原の妻(本田翼)は自宅で破水し危険な状態に。 杉原が病院に駆けつけると、緊急で帝王切開し出産が終わったあとでした。 妻と赤ちゃんが無事で、杉原はほっとするのでした。 内閣府付近に取材に来ていた吉岡は、杉原を見かけ声をかけます。 例のFAXの羊を見せますが反応はなし。 吉岡は無理矢理名刺を渡しました。 後日、帰宅する杉原を追っている吉岡。 地下鉄を下り、周囲を警戒し顔を向けないまま杉原は話しかけます。 神崎の自殺を止めたかったと言う杉原。 吉岡は、新聞記者だった自分の父が、スクープを誤報とされ、失意のまま自死したことを語ります。 その誤報が真実だったのか、そして今回のことも、なぜ神崎が家族を残して死ななければならなかったのか、それを明らかにしたいと伝えるのでした。 新聞記者のネタバレあらすじ:転 吉岡は神崎の自宅を訪れます。 取材は断っている神崎の妻でしたが、吉岡が羊の絵を見せたことで家に入れてくれました。 そして、娘が幼い頃に神崎が描いたという羊の絵を見せてくれました。 サングラスはしていませんが、それはまさしくあのFAXに書かれていた羊と同じものでした。 神崎の妻は吉岡に、書斎の机の引き出しの鍵を託します。 「家族には見られたくないと思う」と席をはずし、吉岡はひとりで引き出しを開けると、そこにはあのFAXの原本がありました。 吉岡は杉原を呼び出し、ついに新設大学が生物兵器の研究施設を兼ねているという事実を突き止めます。 そこに置かれていた『DUGWAY INCIDENT』という本には、アメリカの軍事施設ダグウェイで生物兵器が開発されており、周辺で羊の大量死があったという内容が書かれていました。 翌日、吉岡は、上司の陣野をホテルの一室に呼び出します。 そこには杉原の姿がありました。 大学新設が生物兵器研究のためだとする事実を記事にしたいと二人は言います。 そのためには根拠となる資料が必要だと陣野は言い、杉原は証拠を手に入れると約束し、必要なら自分の実名を出してもかまわない、と決意を語りました。 杉原は妻子のいる病院へ向かい、二人を抱きしめ、「ごめん、ごめん」とただ涙を流すのでした。 新聞記者の結末 杉原は、都築の事務室に忍び込み、引き出しにあった大学新設に関するファイルを写真におさめます。 それを吉岡に渡すと、彼女は「ありがとうございます!絶対にムダにしません」と感謝してもしきれない様子で応えるのでした。 ついにその記事が一面に載った新聞が世にでました。 その日、杉原は妻子の退院に付き添っていました。 彼のスマホには上司多田からの着信が…。 そのころ東都新聞社会部には、この記事を捏造だとする週刊誌のゲラが早くも届けられていました。 が、他の一般紙もこの報道に追随するという報告もあり、続報に向けて吉岡は動き始めます。 杉原に電話をかける吉岡。 でも杉原は電話に出ません。 すると吉岡に、知らない番号から電話がかかってきました。 電話の主は名乗らずに、吉岡の父親の記事は誤報じゃありませんでしたよ、とだけ告げ切れました。 長年の疑問にひとつの答えが得られた満足感を感じながらも、得体の知れない不気味さをおぼえる吉岡は、その後も杉原に電話をかけ続けます。 杉原はそのとき、多田の前にいました。 吉岡に電話をかけたのは多田でした。 それを聞かせた上で、多田は「お前じゃないよな」と言ってきました。 そして「外務省に戻してやる」という条件を出してきたのです。 杉原は無言で部屋を出ました。 放心状態で廊下を歩く杉原。 そのまま建物を出ると、道の向こうに電話をかけ続けている吉岡の姿がありました。 ただならぬ杉原の様子に不安顔の吉岡。 放心とも苦悩ともとれる表情の杉原。 やがて杉原は、ひとり言のように小さく言葉を発するのでした。 以上、映画「新聞記者」のあらすじと結末でした。 この話は決して権力とジャーナリズムの対立を描いているのではなく、政府サイドの若き官僚が日々の業務の中で沸き起こった疑問や、俺のようになるなよ、という言葉を残した元上司神崎の謎の死を経て、せめて自分は矜恃を保ちたいと願った所が1つのポイント。 一方、同じ新聞記者の父が幼い頃自死した女性記者のほうも、圧力に弱く事なかれ主義の現場でひとり孤立しています。 ジャーナリストとしてのプライドと父への思いから、官僚神崎の死に疑問を持つようになったのが2つ目のポイント。 この2つのポイントが重なり合い、立場をこえて神崎の葬儀の場で出会った2人が、中国地方の大学新設問題に興味を持ち、調査に協力し合うようになります。 ストーリーに挟み込まれるジャーナリストのレイプ事件と裁判の模様も実際にあった事件を彷彿とさせ、非常に入り組んだ重いテーマでありながらもスピーディーで臨場感のある展開に、見ているこちらも始終ハラハラドキドキ、手に汗を握りっぱなしになります。 建前と保身の為に生きるか、あるいは良心とプライドを持ち続けて生きるか、また生きられるか。 ラストの解釈共々、そこが問われている気がしました。 どんな立場にせよ、時に心が潰れそうになりつつも、生活や目先の事だけに手一杯になりがちな、私たちみんなの問題。 松坂桃李の揺れる胸中を吐露したかのような唇の動き、シム・ウンギョンのまっすぐな強い眼差し、田中哲司の常に自らを抑制しているような態度がとても印象的です。

次の

映画「新聞記者 」ネタバレあらすじと結末・みんなの感想

新聞 記者 ネタバレ

結論から言いますと面白い作品です。 しかし、設定が少し複雑で、テンポが良いので整理してから視聴した方が良いと思いますので、あらすじを図にまとめました。 それでも映画として良い作品だと思います。 【ネタバレあり】日本アカデミー優秀作品賞『新聞記者』の奇妙なあらすじとは!? 【図で解説】 主演はシム・ウンギョンさんが演じる 吉岡エリカ。 そしてもう一人の主役が松坂桃李さん演じる 杉原拓海。 この二人です。 吉岡エリカは東都新聞で働く新聞記者。 お父さんも新聞記者でしたが、政府に関連した情報を記事にしたことがきっかけで自殺しています。 一方、杉原拓海は内閣府情報調査室の一員。 妻と二人暮らしですが、政府に都合の悪い情報はもみ消すように指示をされ、葛藤しています。 その内容は「 医療系大学の特別認可」でした。 リーク情報には「 羊」の絵がついていました。 しかし、編集長からは釘をさされます。 吉岡エリカのプロフィール ・アメリカ育ちで 父も新聞記者 ・ 父は幼き頃に日本のとある情報を追い、記事にしたがその後、 自殺(原因不明) ・その真相を掴むためなのか、新聞記者として 真実を追い求める信念をもつ 杉原拓海のプロフィール ・入社新人の頃、 神崎さんにお世話になった ・神崎が死ぬ直前、神崎から飯に誘われ「 俺のようにはなるな」といわれる ・日々、内閣府にとって都合の悪い時事は消されてきて、 葛藤していた。 神崎のお葬式で杉原拓海は吉岡エリカに出会います。 吉岡エリカは神崎の死の真相を掴むため、杉原に協力を頼みました。 吉岡は新聞社に届いた「 羊の絵」を手に持ち、神崎宅を訪問します。 そこで見つけた真実とは・・・「 ダグウェイ」・・・ これ以上は完全なネタバレになるので、視聴されることをお勧めします!! 吉原エリカ(シム・ウンギョン)の信念と杉原拓海(松坂桃李)の葛藤 内閣府の思惑を裏付ける決定的な証拠 吉岡エリカは神崎宅でみつけた 内閣府の思惑に対し、「 このまま記事にするのは弱い。 核となる証拠がほしい」と杉原に協力を依頼します。 日々葛藤を抱いていた杉原は承諾し、内閣府で神崎の後任だった 都築(つづき)という男に仕掛けます。 吉原エリカが続きに取材アタックをかける最中、杉原は都築の部屋へ訪問。 顔見知りのため都築の部屋に入り、資料を漁ると、そこには 動かぬ証拠が見つかります。 葛藤する杉原拓海 証拠をつかんだ吉岡と杉原。 しかし、この証拠を記事にしても、何者かから「 そんな記事をだしても嘘だといえる証拠は揃っている。 だから出しても無駄だ」と脅される。 杉原拓海は 自分が内閣府側の人間でありながら、情報を新聞社に売ることに危機感を覚えていました。 それは家族のため。 自分が情報を流したとバレれば、辞職され 家族を路頭に迷わせることになることが分かっていたからです。 さらに5年前、神崎自身が同じ経験をしており、目をつむる代わりに退職を回避できた経験も物語では語られます。 最後につかんだ証拠を手に、吉岡は渾身の一筆を書き終え、世の中に真相がばらまかれます。 しかし、こんな記事が出たところで跳ね返す情報をもっている 内閣府はすぐさま反論。 「 そんな記事、捏造にすぎないと」 吉岡が掴んだ証拠を、本当に確実なものとするには決定的な「 証人」が必要でした。 もし内閣府からの反撃があった場合、「 自分の実名を出してほしい」とわが身を捨てた杉原拓海でしたが、最後には・・・。 『新聞記者』が伝えたかったこと いま私たちは ネット社会を生き、紙の新聞は存在意義を失いかけています。 しかし、その中に新聞記者の吉原エリカが真実を追い求める姿は、どんな権力にも屈しない1ジャーナリストの想いが込められていました。 また葛藤を繰り返す杉原拓海は 、家族を巻き込む恐怖、真実を曲げる官僚たちに葛藤を続ける様子でした。 こういった権力者が、そうでないものを圧迫する状況は新聞社に限らず、起きていることでしょう。 カテゴリー•

次の