4人プレイはまるで「子供の頃に遊んだ野球盤の楽しさ」 まずは今作の目玉である4人同時プレイから紹介しよう。 今作はシリーズで初めて一つの試合を4人でプレイするという試みに挑戦している。 従来の野球ゲームを複数人でプレイするときには、プレイヤー同士がゲームの外で決めごとを作って交代でプレイするという、アナログなことをやらなければならなかった。 今作ではコントローラーを最大4つ用意できれば「コントローラーの受け渡し」という作業をすることなくリアルタイムに試合に参加することができる。 チーム内ではバッティングの順番と守備位置を設定することができ、実際の野球さながらに呼吸の取れたチームワークが求められる。 今回レビューする際に3人集まって遊んでみたのだが、バッティングよりも守備のほうが断然面白いと感じた。 ピッチャーと内野外野で操作(責任)を分けて、進塁や得点を許してしまったときに「今のは誰が悪いか」という不毛な言い争いが発生し、まるで子供の頃のころに立ち返ったような心持ちにさせてくれる。 このマルチプレイは「サクセス」や「マイライフ」以外のモードで遊ぶことができ、今作は「ガチ対戦、ガチプロ野球ファンの野球ゲーム」というより、「パーティーゲームとしての野球ゲーム」を目的として制作している意図が伝わってきた。 この他にも目立った「ライト層」に向けた変更点として「LRダッシュ」の明示化がある。 これはランナー操作を行っているときに、LRボタンを交互に連打するとランナーの速度を僅かに上げることができるのだが、説明書の端っこのほうに小さく書かれていたりするくらいで、ガチ勢ではない『パワプロ』を遊んできた人でも割と知らない人が多かったりする。 今作はこの「LRダッシュ」を画面上に表記したことで、そのシステムを多くのプレイヤーに認知させることができたのではないかと思う。 他にもここ数年の定番モードだった「パワフェス」がなくなり、「トレジャー」というモードに置き換えられたのも、パワプロ初心者に配慮をしたものだろう。 「パワフェス」とは、パワプロキャラのオールスターが一同に介して野球大会を行って、勝利をもぎ取っていきながら選手育成と、チームの強化を行うという内容。 このモードは一回でも試合に負けたらその場で終了。 という楽しそうな雰囲気の割にシビアな一面を持ち合わせている上、どんなにプレイテクニックを駆使してリードしていても(コンピューターの都合で)逆転か1点差まで追い詰められる理不尽な設定なっているため、最も「初心者お断り」な高い難易度となっていた。 一方「トレジャー」はどうなっているのかというと、段階的に強くなっていく実在球団を相手にプレイヤーはオリジナル選手だけで構成されたチームを率いて操作し、試合に勝利、または「ペナント」や「サクセス」で手に入れた成長アイテムや装備アイテムを使って、自軍の選手を強化するというとっつきやすい内容になっている。 負けても成長した選手がいなくなるなどの大きなペナルティはなく、誰もが楽しめる育成モードになっているのではないだろうか。 もちろんこのモードも最大4人まで試合に参加することができるので、気の合う友達が集まったら協力して最強のチームを目指すのもありだ。 個人的に一番うれしいのが、かつてパワプロの目玉コーナーだった「ホームラン競争」も、「ホームランアタック」という名前に変わって久しぶりの復活を遂げたこと。 このモードはその名前の通り、ストレートボール10球のうち、いくつホームランにすることができるのかという競技で、10球全てをホームランにできたら、継続してどこまでホームランを打ち続けることができるのかというルールに切り替わり、最大99球まで挑戦することができた。 4人対戦でのルールは、従来の10球勝負に加えてポイント制になっており、ヒットになった場合も飛距離に応じてポイントを得られるようになっている。 最終的に合計点が最も多いプレイヤーが勝利する。 野球よりもシンプルな操作性になっているのと、バッティングという野球で最もわかりやすい要素で対戦できるので、野球を知らない人でもタイミングさえわかれば十分楽しめるモードではないかと思う。 今作のサクセスはもっとも人気の高い『パワプロ9』の移植版だったはずだが…… 本シリーズの醍醐味はオリジナル選手をアドベンチャーゲーム形式で作成する「サクセス」にある。 ストーリーの殆どはうだつの上がらない夢見る野球選手を日々の練習と試合で経験点を積んで、一流の選手として成長させていくという内容だ。 途中にはユニークな仲間やライバル、そして彼女となる女の子が登場して、彼らとの交流も選手の強化には欠かせない要素となっている。 こうした面白い教訓じみた要素がファンの間でネタになり、サクセスに特化した「パワプロクンポケット」シリーズは現在でも復活を望む声があるほどだ。 そんな今作の「サクセス」はシリーズで最高傑作との声もある『パワプロ9』のものが収録されている。 ということだった。 ところが蓋を開けてみると、最も人気の高い元女子校から甲子園を目指す「恋恋高校」のシナリオが入っておらず、僕自身大きなショックを受けた。 『パワプロ9』に収録されていた「サクセス」の5つのシナリオは、ストーリーの細かい部分と登場する人物が異なるくらいしか違いがないが、登場する人物(主に女性)が変わるということは、攻略しやすい女の子、しにくい女の子が発生することになる。 特定の女の子とハッピーエンドを迎えようかと思ったら、かなりのやりごたえとなっていた。 だが収録シナリオが2つとなったことは残念で、この辺はアップデートで追加されるかもしれないので気長に待ちたいと思う。 というか出してほしい……。 個人的にすごく懐かしい気持ちにさせてくれたのが、対戦相手に『パワポケ1』の「極亜久高校」の外藤と極亜久高校の教頭マークが昔と変わらない姿形で登場してくれたことだ。 今作の初回特典として同封されたカード状のamiiboについても触れておきたい。 これをセンサーに当てると、「トレジャー」で使えるアイテムがランダムでもらえる。 初回特典にはパワプロくんが封入されており、店舗ごとの特典を合わせると全部で5種類存在する。 このアイテムは攻略において大変便利なので、購入を検討している人は初回特典があるうちに購入することをおすすめする。 ただ、要望としてはカード状のamiiboは大変珍しいうえにコレクション要素として面白いので、何かしらの形でトレーディングカードとして販売してほしいと思った。 若干動作、従来からあるモードに難あり 最後にプレイしていてぶつかった不具合や、疑問にあがった部分を指摘して終わりにしよう。 自分のお気に入りの球団を采配、操作、運営して一年のペナントレースを勝ち抜く「ペナント」には、従来だと外国人選手のスカウトに際してポジションなどを指定してスカウトマンに依頼することができたが、この要素がなくなっており完全にランダムとなってしまった。 動作の面においては、オフラインの環境にもかかわらず試合がカクつくことも多かった。 一部ではロードが挟まっているのではないかという話もあったが、サクセスのような観客の少ない試合ではカクつくことはなく、実況やウグイス嬢のアナウンス、観客の多い球場での試合で起こりやすいと感じたので、単にマシンスペックの問題ではないかと思う。 また、余談だがGCコントローラーの接続タップを用意したらGCコントローラーでも本作を操作することが可能。 ところが、ボタン配置はSwitchのプロコントローラーに準じているのでかつての『パワプロ9』と同じ操作感でプレイできないので注意! もし可能ならば「恋恋高校」の追加に合わせてボタン配置の変更ができるアップデートが来てほしいものだ。 今回の『実況パワフルプロ野球』は、Nintendo Switchというローカルで大勢の人が遊びやすいハードに向けて、適切なゲームモードを備えてリリースされたと感じた。 頻繁に出てくるヘルプからもわかるように、初級者や野球ゲームに馴染みのない人にもとっつきやすく遊べるように配慮が行き渡っており、『パワプロ』ガチ勢の人からすると鬱陶しく感じられる部分もあったかもしれない。 これらはハードを出す上で市場を鑑みた作品であることを留意してほしいと思う。 『パワポケ』シリーズでは「野球バラエティ」というジャンルを確立したが、この作品では新しく「野球パーティー」というジャンルを打ち立てた作品だと評価したい。 NPBを交えたeスポーツリーグが発足していることにあわせて、これを機にもっと多くの人に『パワプロ』が浸透していけば、いちファンとして嬉しい。 多人数で楽しく遊べるモード• サクセスの変わらぬ面白さ• トレジャーは野球ゲーム初心者でも楽しめる• 初心者に楽しめるヘルプが随所に用意 短所• オフラインでも動作にカクツキがある• 「サクセス」の収録シナリオが少ない 総評 『エキサイティングベースボール』で野球ゲームに高低差を提唱したコナミの野球ゲームは他のゲームと比べて敷居が高く、『パワプロ』は「サクセス」など様々な工夫を凝らしてユーザーの拡大を図ってきた。 今作はNintendo Switchの客層をよく研究して『パワプロ』らしさを損なうことなく、4人プレイなど誰でも楽しめるモードを用意しており、一種のパーティーゲームとして完成された。
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次のNintendoSwitchにおいて、2019年内に「実況パワフルプロ野球」が発売されることが発表されました。 公開された映像を見る限り、PS4とVitaで発売された「パワプロ2018」とは違うようですので、情報を整理しておきたいと思います。 後日公開された内容も、随時追記しています。 Switch版の発売日予想 2019年 詳細な時期は未定ですが、2019年の選手データを搭載しているとのことですので、これより遅れることはないでしょう。 たぶん。 プロスピが2019年4月の発売であることを考えると、それと被らない時期が濃厚です。 シーズンが終わるまでには発売したいので、 7月〜9月の間と予想します。 【追記:2019年3月24日】発売日が決定! パワプロSwitchの発売日が決定しました。 予想より早くて嬉しい誤算です。 予約特典はamiiboカードに決定。 ショップにより特典が異なりますので、以下の記事でよく確認して購入するようにしましょう。 ペナント パワプロ2018にある「アイテム」がありませんね。 育成関係の機能はいくらかカットされているのかも。 トレジャー 新モード。 プロ野球チームを相手に最強チームを育てるとのことです。 ミッションをこなすことでアイテムを獲得し、それを使って選手を育てるようです。 引用: 試合によってさまざまな条件が設定されているようです。 勝利報酬には鍵と、鍵のかかったボールがあります。 獲得した鍵の数だけアイテムをゲットできる感じでしょうか。 「人数選択」の項目がありますので、複数人でプレイできるモードなのかもしれません。 引用: アイテムの一例。 Eランクでこれですから、もっと上のランクはすごいんでしょうね。 ホームランアタック 飛距離でハイスコアを目指すモードとのことです。 ホームラン競争がパワプロにやってくるのは久しぶりですね。 サクセスにはあかつき大附属の姿が 選手を育てるいつものモードです。 マネージャーの栗原舞や、あかつき大附属の面々が登場しているようですので、パワプロ9がベースになっているのかもしれません。 歴代の中でも人気が高いサクセスですので、恋々高校などほかの高校も完全実装されていたらうれしいです。 こちらの記事でパワプロ9のサクセスについて簡単にまとめました。
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