ポケモン 剣 盾 カイリュー。 【なお】ポケモン剣盾のDLCで「めざめるパワー、ゲッコウガ、カイリュー、UB」復活!?うおおおおお

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ポケモン 剣 盾 カイリュー

この話は 一人の少年と 一匹のポケモンの物語…… [newpage] 第一話 手持ちポケモンが瀕死になり、ピッピ人形も切れ、絶体絶命に追いやられた少年は、目の前で唸り声を上げるバンギラスを身体を震わせて見上げる。 ワイルドエリアに生息するポケモン達に凶暴なポケモンがいるのをわかっていたつもりだった。 しかし、ここまで実力の差を見せつけられ、戦意を失って少年はナックラーを抱えたまま目の前のバンギラスを見上げることしか出来ない…… バンギラスの鋭利な爪が振り下ろされ、ギュッと目を閉じ…直後に襲いかかってきた強風。 突然の風にバンギラスが数歩下がった時、空から滑空してきたポケモンが少年の前に降り立つ。 ズシンと降り立つ音と気配に少年は目を開き、現れたポケモンを見上げ、アイスブルーの瞳いっぱいにその姿を映す。 「…カ、イ…リュー……」 少年の呟きにカイリューは視線だけを一度向け、バンギラスに向かう。 バンギラスが威嚇の咆哮を上げ、カイリューも対抗するかのように咆哮を上げた。 バンギラスの鋼鉄のように硬くなった尾がカイリューに迫るが、カイリューは翼を広げて回避、翼に力を貯めて硬くしてバンギラスの胴体にその翼をぶつける。 一瞬怯み、ギラリとカイリューを睨みつけたバンギラスがカイリューを掴み、その首に凍てついた牙を立てる。 弱点である氷技を受けて吼えるカイリューはバンギラスを掴んで飛び上がり、その影響で力の緩んだ隙を狙って地面に叩きつける。 ダメージを受けながらも起き上がるバンギラスは、傷口を押さえながら降り立ったカイリュー目掛け接近。 互いにぶつかり合い、攻撃を受け、躱し、その度に大きな音が周りに響き渡る。 バンギラスが少し離れ、地面に太い尾を叩きつけ、刃のように尖った岩がカイリューを襲いかかる。 その時、一つの岩がカイリューの左目を直撃。 一筋の大きな傷が出来、カイリューは傷を押さえながら後退。 怯んだ瞬間を狙ったバンギラスが再び接近してくる……のを、カイリューは待っていた。 唯一残る右目の黒い眼でバンギラスを捉え、振り向くと同時に口を開き、強い光線をバンギラス目掛けて放った。 まさかの反撃に対処が遅れたバンギラスにはかいこうせんが直撃、大きく吹き飛ばされて倒れた。 起き上がる気配がないのを確認、少年をもう一度視界に入れて、無事だったのを確認するとカイリューは背を向けて翼を広げる。 「まっ、待って……!」 少年の声に反応すること無くカイリューは空へと飛び上がり、遥か彼方へと行ってしまった… それを見た少年はただその姿を見つめている。 「…ガラルにカイリューはいないハズなのに……それに…バンギラスを倒すあのカイリュー、すっごく強い……」 呆然としていた瞳は次第に輝き出し、先程までの恐怖はどこへやら、嬉しそうに笑顔を浮かべる。 手当てを受けて隣にいる相棒のナックラーを見下ろす。 カイリューです。 いや何言ってんのお前?って思った人いるだろう。 ボクもそれ思ってるし意味不明過ぎてはぁ?と言いたくなる。 どうやらボクは、カイリューと言うポケモンに転生したらしい。 理由はわからないが。 はじめは驚き過ぎて一日中パニック起こして暴れた。 暴れすぎて荒地にしてごめんなさいポケモン達。 お詫びに住処作ったり木の実のなる木沢山植えましたホントにごめんなさい。 で、だ。 空飛べるし、どうせなら旅に出ようと言うことで旅に出てます。 言い忘れてたけど、前のボクはポケモンをプレイ済みである。 赤青緑ピカチュウ金銀クリスタルルビサファエメラルドダイヤモンドパールプラチナブラックホワイトBW2XYサンムーンUSUM全てプレイした。 ここまでノンブレスで言ったボクまじですごい。 今までプレイしたステージと全く違う建物やポケモン達が眼下に広がり、そこでも人間とポケモン達は楽しそうに暮らし、時にはバトルをしていたりしている。 ……ちょっと寄ってみようかな…… どこに降りようかなぁと見回し、視線の先に映った光景。 バンギラスが一人の少年に襲いかかっているところだ。 ただのポケモンバトルなら気にしない、けれど、少年のポケモンは瀕死だと言うのにバンギラスはしつこく襲いかかっている。 気が付いたらその場に向いて滑空していた…… 結果は、ギリギリ勝てたってところ。 左目に傷出来てめちゃめちゃ痛かったなぁ…まぁ手当てしたから大丈夫。 跡残っちゃったけど。 バンギラスとの戦いの後、そのエリアにいるポケモン達が怪我の手当てをしてくれたのだ。 なんでもあのバンギラス、元はトレーナーが持っていたポケモンだったけど此処に捨てていったらしく、以来この辺りで好き勝手に暴れてたから困っていたらしい。 手当てはバンギラスを倒してくれたお礼だとか…… なんつー身勝手なトレーナーだよ全く!自分のポケモンなんだから最後まで面倒みろよ!!元人間として怒るよ!!! 怪我が治ったら此処を離れようとしたんだけど此処のポケモン達に懐かれてしまい、しょうがないからしばらく滞在させていただきますた。 それから10年近く経っているけれど、ボクはまだ此処に残っている。 あの時のバンギラスは、何度もぶつかり合っていくうちに打ち解けて、今はボクの良きライバル的にな存在だ。 時々ケンカ バトル するけどそれやるのはボクだけだし、他の小さいポケモン達には手を出してない。 主ポケモンみたいな感じになっている。 そうなってくると力試しにと様々なトレーナーがバトル挑んで来るからちぎっては投げちぎっては投げを繰り返している。 チートなカイリューだなオイ。 ……あ、そう言えばトレーナーと言えば…… 「見つけたぜカイリュー!!」 出た。 また来たのかこの人は…… ザリっと砂利を踏みしめてボクを見上げるのは、数年前に助けたあの少年だ。 すっかり大人になり、声も体格も何もかも成長した嘗ての少年は、何度もバトルを挑んで来る。 「今までのオレ様と思うなよ? また新たにパーティを構成し直して対策してきたんだ! 必ずゲットしてやる!!」 元・少年の隣で元・ナックラーだったフライゴンが気合いの入った声を上げる。 普通ならゲットされても良いだろう。 しかしながらボクは嫌だ。 まだ此処のポケモン達と遊びたいし、バンギラスとバトルしたいし、また旅に出たい。 なのでお断りを込めて全力で潰している。 『いい加減めげてくれよ全く……』 まぁでも、挑んでくる度に作戦を変えてくるスタイルは中々に面白いから、もう少しだけ付き合ってあげよう…… カイリューに転生した主人公? 前世の記憶持ちでポケモンも全作プレイ済の主人公。 まさかのカイリューになっててめちゃめちゃ驚いたけど今はまぁいいかと受け止めている。 バンギラス戦で付けられた傷跡が左目にあるが、視力は失われてない。 最近しつこい位に挑んでくるトレーナーがいてやや疲れ気味。 でも楽しいから『しょうがないなぁ』と相手をしてあげる。 助けられた元少年、現ジムリーダー ジムチャレンジ時代に助けられた少年。 ガラルには居ないカイリューが目の前にいて、しかも激しいバトルで勝ち抜いた姿を見て「必ずゲットしてやる!」と意気込んで早10年。 まだゲット出来てないけど諦めません、ゲットするまでは。 同じく助けられた元ナックラー 現フライゴン 少年と同じく助けられたナックラー。 カイリューの戦う姿に尊敬している。 仲間になって欲しくて何度も挑む。 [newpage] 第二話 この地方に来て早いこと10年が経過した…… どうも皆さんこんにちは、カイリューです。 この地方が〈ガラル地方〉と言うところだとつい最近知ったよ。 どうやって知ったかって?トレーナー達のいじるスマホ見たから。 離れた場所から。 ガラル地方なんて聞いた事ないから、恐らく新作の舞台なのだろうね。 まあカイリューなボクには関係ないか。 ズシン…と音を立てて倒れるポケモンをボールに戻したトレーナーは、息切れしながらも唸り声をあげて威嚇するボクに怯み、逃げ出した。 今日もトレーナーが勝負を挑み、コテンパンに叩きのめしてやった。 ボクを見てなめきった態度をしてきたからホントに容赦なく潰して上げました。 初代ドラゴンタイプなめんなよコラ。 「やっぱり強いなぁー、お前」 そしてまたお前か。 ボクがバトル中、この少年もとい青年はずっと見ていた。 邪魔も妨害もすることもなく、ただ静かに…… 何の用だ?と言いたげに睨みつけると、青年は持っていたカバンをボクに見せつけて告げる。 「今のバトルで怪我してんだろ? 手当てさせてくれよ」 野生のポケモンにそんなことする必要あるのだろうか?と思いハッと気付く。 彼はボクを捕まえたくて仕方ないから絆されてる隙にゲットしようとしてるんじゃ…… そんなボクの考えが顔に出てたのか、青年はくつくつと笑い言葉を繋げる。 「ゲットしたいとは思ってるが、それはバトルで勝ったらの話だ。 今はただ、お前の手当てをしたいんだ。 10年前のお礼も兼ねて…な」 ……そう言われたら、断れないな…… 腕に出来た傷にキズぐすりを吹きかけられ、絆創膏みたいなものを貼られ、丁寧に手当てをしていく。 随分と手馴れているなぁ…と感心。 まぁ10年もトレーナーやっていれば馴れるか。 と自己完結。 羨ましいなぁ… 確かにポケモンは好きだ。 現実世界にはない不思議な生き物、文明、そしてポケモンとの共存や物語…… 本当はボクもカイリューではなく、トレーナーになりたかった。 沢山のポケモンを仲間にして、旅に出てバトルをしたかった…… まぁ、今更後悔しても仕方ないか… それにその件は昔生まれた地を更地にした時に完結させたハズだ。 今は関係ない。 逆にポケモン達に申し訳ない事をしたと反省したじゃないか。 やれやれ…と溜息を吐けば、それに気付いた青年がボクを見上げる。 「痛むか?」 それくらい平気だ。 と答えるように首を振る。 「だよな! お前強ぇし、これくらいの傷でピーピー泣かないか!」 ニカッと笑う青年は徐にボクの顔…正確にはボクの左目に付いている傷跡を見る。 「……あの時、オレ様達を助けてくれてありがとな」 まだ気にしているのか? 「気にしてるのか?って顔だな。 当たり前だろ?ソレを付けたのはあのバンギラスだけど、もとを辿れば、オレ様達を庇って出来たんだからよ」 ポケモンは想像以上の力を秘めた生き物だ。 コレくらいついて当然だ。 「あ、ついでにだけどよ。 どうしてオレ様達を助けてくれたんだ?」 ……確かに、よほど人間に関心を持つか懐いていなければ、普通しないからな。 手当てを終えた右腕を持ち上げて青年を指さし、その後掌を広げて地面スレスレにまで下げてソレを示す。 「……オレ様達が小さかったから?」 コクリと頷けば「ひでぇな」と苦笑いで答える。 今はカイリューだけど、ボクは人間だった。 だから自分より小さかった彼を助けて当然だと思って、飛び込んだ。 その結果がしつこくバトル挑んでくるトレーナーになるとは思わなかったけどね。 「フリャー!」 バサリと羽ばたいて降り立ったフライゴンの両手には、沢山の木の実。 ソレを青年に見せると嬉しそうに笑ってフライゴンの頭を撫でる。 「なぁ、お前が良かったらだけど、今からカレー作るから食わねぇか?」 カレーっ!! ポケモンになってからは木の実や小魚を食べていたので、人間が作った料理を食べれるとは思わずピーンと頭にある触覚が伸び、自分の気持ちを示すように太く長い尾がユラユラと揺らめく。 それに気付いた青年は笑い、「とびきり美味いの作るから待ってろよ」と言って、他のポケモン達を出して準備を始めた。 青年の持つポケモンはドラゴンタイプだけでなく、コータスやギガイアス等天候を変えてくるポケモンもいる。 天候を制して自分が有利になるようにしてバトルをするのが彼流のやり方らしい。 まぁボクも負けてませんけどね。 「ヌ〜メ〜」 なんて思っていると、足元にヌメラが擦り寄ってきた。 このエリアには居ないハズだから、どうやら青年が育成しているポケモンのようだ。 その口に羽のついたおもちゃ…通称ポケじゃらしを咥えており、ソレをボクに必死で渡そうとしている。 ……遊びたい、のか? 爪で傷つけないように気をつけながらポケじゃらしをつまみ上げ、猫じゃらしと同じように振れば、チリンチリンと音を奏でながら揺れはじめ、ヌメラが捕まえようと飛びついてくる。 捕まらないようにヒョイと躱し、別のところで鳴らせばまた飛びついて、躱しては鳴らして飛びついて……エンドレス 「…何アレ可愛すぎ…」 グツグツと煮えるカレーを焦がさないように注意しながらスマホロトムを呼んで、戯れるカイリューとヌメラを激写してたとか。 あとカレー、ボクの好きな激辛だったので美味しかったです。 だからといって手持ちになる気はありませんが ご飯の後バトル挑まれたのでコテンパンにしてやりました おまけ 「あ゙〜〜〜〜〜〜〜……あのカイリュー マジで欲しい……」 ぐでぇとテーブルに伏せるキバナにライバルであるダンデは「またその話か」と苦笑する。 「だってガラルには生息確認してないドラゴンタイプだぜ?あのワタルさんも持ってるカイリューだぜ?無茶苦茶強ぇしカッコイイし左目の傷跡サマになっててカッコイイし必要以上に攻撃してこねぇし何アレ実は何処かの騎士様?え?オレ様惚れちゃうぞ?」 「わかった落ち着け、最後のは流石に気持ち悪いぜ」 「偶に酷ぇ事言うなお前」 スマホロトムをいじって映したのは、ヌメラと戯れるカイリューの姿。 幾度の戦いで身体に傷跡があり勇ましいのに、小さな生き物には優しく接する姿はギャップと言うモノを感じる。 「そこまで言わせるカイリューか、オレもバトルしてみたいぜ!」 「絶対ダメだ!! お前が万が一勝ってみろ絶対捕まえるだろ全力で阻止するからなッ!!!」 ……実はカイリューが他のトレーナーとバトルしてる時に乱入せず見ていたのは、他の連中にゲットされないよう見張っていたからと此処に追記しておく。 カイリュー自身バトルをするのも好きらしいので、下手に中断させようものなら龍の怒りを買いかねない…と思ったから。 「カイリューはオレ様が必ずゲットしてやる…!」 「まぁ、頑張れよ」 カイリューより実はトレーナーになりたかった主人公 ガラル地方と言うとこ自体知らなかったけど、まぁ良いかと済ませる程軽い考えを持ってる。 にも関わらず誰かに捕獲されないようコテンパンにして返り討ちにしている。 最近あの青年に絆されてる気がと新たな悩みが…… カイリューゲットしたいけど全然勝てないでも諦めませんなドラゴンストーム 常にカイリューが他のトレーナーにゲットされないか監視している……と言っていいほどカイリューにご執着な青年。 自分と同じ辛いものが好きとわかってからはほぼ会う度に激辛カレーをあげているとか…… 産まれたばかりの最も弱いドラゴンポケモン 大きいけど一緒に遊んでくれる優しいおじちゃんだなぁ〜、としか思ってない。 ドラゴンストームのライバルなチャンピオン ジムチャレンジ時代からカイリューの話を聞かされ続けてるが苦ではない。 と言うか半分位聞き流している。 会ってみたいしバトルもしたいけど、ライバルがギャンギャン吠えるのでしょうがないなぁと諦めてる。 でも会いたい。 「カッコイイ……!」 指示を理解して、的確に攻撃。 何より…普段は温厚な性格とは真逆に、他者を恐怖で怯ませる姿… ガラルでは確認されていない、手に届かない存在だとわかっていたつもりでも、それでも…カイリューが欲しくて仕方なかった…… 生で見たのは、ジムチャレンジの最中…… バンギラスに襲われ、ポケモンも戦えなくなり、次の餌食が自分に迫った時に…空から現れた。 「…カ、イ…リュー……」 本来なら居るはずのない、憧れのポケモン・カイリューが目の前に現れた。 カイリューはオレ達を一度見て、バンギラスとぶつかり合った。 攻撃を繰り出し、躱し、受けた後の反撃…どれも無駄がなく、そして……魅力された…… バンギラスを倒したカイリューは一度だけオレを見て、また空高く飛んで行ってしまった…… ……あれが、カイリュー…… まさか此処で出会えるなんて思っていなかった… 「ナックラー、あのカイリューを絶対ゲットするぞ!オレ、あのカイリュー欲しい!」 手当てを受けて回復したナックラーに告げると、ナックラーは嬉しそうに鳴き声を上げた。 チャレンジの後、カイリューを探して探して…… ようやく見つけた時には、そのエリアに生息しているポケモン達とすっかり打ち解けていた。 何度も何度も挑んできたが…カイリューは強く、未だにゲット出来ずにいる。 それでも必要以上に攻撃をしない、オレ達を見てもまたか、と言いたげな顔をする位。 今は無理でも、いつか必ずゲットしてやる……そう思っていた…… 「カイリューの捕獲が決まった」 ライバルの言葉を聞いた途端、周りの音が聞こえなくなった…… 「ポケモン保護団体からの情報では、あのカイリューは10年前、カントーの一部エリアを更地に変える程凶暴なポケモンらしい。 そのカイリューがガラルにいると知って、捕獲を実行するようだ」 実施されるのは三日後だ。 ソレを告げるとライバルはオレ様を残して部屋を出ていく…… ……オレ様があのカイリューをゲットしたいって事をアイツは知っている。 だから機密情報だったにも関わらずオレ様に教えてくれたんだろう…… 「三日後……」 チラリとスマホロトムに表示されている日付を見る。 今日は無理だが、明日はオフ…… ……明日……それが最後のチャンスだ…… 最後と言う言葉に無意識で拳に力を込める。 皆さんこんにちは、カイリューです。 もはやテンプレな挨拶をそこそこに、今日もまた飽きずに挑んできたあの青年。 しかし今日はいつもと違い、暗い。 その理由がボクを強制的に捕獲するって話だったから、半分驚いて半分呆れた。 10年も昔の事をまだ気にしているのか人間達は……アレは確かにボクも悪かったってすんごい反省しているよ、お詫びにポケモン達の住処や食料沢山上げたし…… てか更地にしたの人間が居ないエリアだったけど確か。 「…オレ様……オレに与えられた猶予は今日だけだ…宣言してやる、今日こそ…お前をゲットしてやる……!」 ギュッとポケモンの入っているボールを掲げて言い放つ青年は真剣で、それほどボクを他の連中に捕まって欲しくないんだな……と感じた。 なら、ボクはどうするか… 青年へと振り向き、エリア中に響き渡る咆哮……その意味を感じ取った青年がニッと口端を吊り上げて笑う。 「頼むぜ、フライゴン!」 投げられたボールから出てきたのは、彼と同じく助けられたあの時のナックラーだったフライゴン。 何時もなら天候を変える為にコータスやギガイアスを出すのに……と首を傾げると、その意味を理解したらしい青年がボクを見て告げる。 「今回使うポケモンはこのフライゴンのみ。 このバトルで負けたら、お前のゲットは潔く諦めるつもりだ」 なるほど、自身への気合いも込めてのフライゴンか。 フライゴンもやる気に満ちている、ボクに向けて吼える姿も何時もとは違う。 カイリューは翼を広げて飛び上がって回避する。 それもわかっていたらしく、フライゴンも上昇。 爪で何度も攻撃を繰り返していくが、カイリューは舞うようにして躱していく。 素早さはフライゴンの方が勝っている。 しかし、数々の戦いで学んだ知識はカイリューの方が勝っている為、逆に両手を掴まれて拘束されてしまった。 ……と、カイリューは思っていた。 まさかの反撃、それも至近距離から受けたカイリューの聴覚がやられ、フライゴンを放して聴覚がある場所に手を当てる。 切り裂かれたカイリューが落下していく。 まだやられていない。 長く戦ったからわかる事に青年がフライゴンに追撃を指示、落下していくカイリューに再び爪を構え…… ギラリとカイリューの目がフライゴンを捉えた。 カイリューの山吹色の尾にエネルギーが集まり、接近してきたフライゴンに向けて振りかざす。 反応が遅れたフライゴンに直撃、地面へと叩きつけられた。 落とされたフライゴンはふらつきながらも立ち上がる。 が、立ち込める土煙からカイリューが飛び出し、冷気の篭った右手を振りかざしてきた。 ギリギリで回避、空へと避難する…が、カイリューの方が速く、あっという間に追いつかれて殴り飛ばされる。 「バカな…フライゴンよりも速いだと……ッ!」 そこで青年は先程のカイリューの動きを思い出す。 彼等は本気で勝負を挑み、そして敗れた。 …余計な情けをかける方が相手に失礼だ 自分も此処には居られない、と彼等に背を向けて…… 『ま…まだ……』 少し回復した聴覚に入ってきた声にカイリューは目を開き、振り向く。 地面に倒れていたはずのフライゴンが、よろめきながらも立ち上がっていたのだ。 『ボクは…負けてない……!』 フライゴンの姿に青年だけではなくカイリューも驚いている。 信頼しているトレーナーの為に、稀に攻撃を堪えるポケモンがいるのを知ってはいたが、目の前で見たのは今回が初めてだった。 地についたままフライゴンが気合いを入れるのを見て、カイリューもそれに答える為に構える。 フライゴンの体力からして、これが最後…… フライゴンが青年に振り向いて強く頷くと、青年も答えるように頷いた。 ……強いな…… 彼等から強い絆を感じる。 現実世界では感じられないソレを目の当たりにして、またあの感情が胸の奥で燻る。 攻撃を当てるより前に指示の変更…?! 普通そんな事をすれば迷うハズなのに……! 目が回る中、フライゴンが接近してくる。 落下して動けないカイリューに目掛けて、青年は空のハイパーボールを投げつける。 …彼を信じて戦うフライゴン… …フライゴンを信じて指示を出す青年… ……彼なら、いいかもしれない…… 当たる直前、静かに笑みを浮かべるカイリューを見た青年が驚愕した顔をした気がした…… ボールのボタンがカイリューの身体に当たる。 パカリと開いて赤い光がカイリューへと伸びていき、全身を包み込んでボールの中へと吸い取られていく。 光が収まりフタが閉じるとカタカタと揺れ、ボタンが点滅する。 やがてボタンの光が消え、ボールの揺れが収まり、カチリと音を立てる。 カイリューを捕まえた瞬間であった。 [newpage] 第四話 どうも皆さんこんにちは、カイリューです。 前回ボクは青年…じゃないか、キバナのポケモンになりました。 キバナにゲットされ、住み慣れたエリアを離れる時、ボクが居ないエリアをあのバンギラスが見てくれる事になった。 ……バンギラス、実はこうなる事予想してたんじゃないか? 本人?に言っても話を逸らされたよチクショー。 キバナのポケモン達とは…まぁ何度も会ってたし、初対面ではないから打ち解けるのにそんなに時間はかからなかった。 それにしてもキバナは忙しい人だねー……ジムの管理に宝物庫の完備にワイルドエリアの偵察に自撮りに自撮りに自撮りに自撮りに……って自撮しすぎじゃないか?! ちなみにボクをゲットした時もめちゃめちゃ写真撮られた。 ポケセンで回復してもらったばっかりで完全じゃないのにしつこく撮られてちょっと怒ったよ。 尻尾でベチンと潰した程度だけど。 ポケモンバトルは大変だった。 ボクの考え方とキバナの考え方が違い、命令と違う技を繰り出し。 またボクの中では絶対こっちの方がいいと思っててもキバナは全く違っていたりと、しょっちゅうケンカしていた。 言葉の壁があり、何日間も話さない事もあったけれど、スマホロトムがボクの言葉を訳して伝えるようにしてからはケンカをする回数は減った。 ケンカするけど。 それからは、キバナの作戦を聞いてからボクの考えた意見を言って、何度も話し合ってを繰り返している。 そんなこんなで、1ヶ月が経った…… 「よしっ、着いた!」 サクッ、と山肌に降り積もった雪を踏みしめてフライゴンから降り立つ。 そこから見える景色と目指している場所を目で捉え、ボールを投げる。 パカリと開いたボールから赤い光が放たれ、出てきたのはカイリューだ。 カイリューはプルプルと首を振ると、キバナに向く。 「見えるかカイリュー、あの街がシュートシティ…ポケモンリーグが行われる所だ」 ズシリズシリとキバナの隣に移動してカイリューも街を見回す。 舗装された道路や高い建築物、モノレール… そしてその奥にある、赤い薔薇のように見える競技場のような建物。 「アレがシュートスタジアム。 彼処でトーナメント戦を行い、チャンピオンと戦う権利を決める場所だ」 チャンピオン…… ポケモンをしていれば必ず戦う相手であり、ストーリー上最強のトレーナー… 「やっぱりキバナか!」 突然聞こえた声にキバナと一緒に反応。 そちらに向くと、赤いマントを靡かせて此方に近付いてくる、キバナよりも小柄な男性がいた。 「ダンデ…なんでんなところにお前がいるんだよ…」 「リザードンとはぐれてしまった!」 「それを堂々と言うか普通!!あとなんでそんなドヤ顔なんだ毎回毎回!!」 …リザードンとはぐれたってなに……? 迷子常習犯なのこの人……? 初対面であるカイリューはダンデを見て思わずジト目で見つめ、視線に気付いたダンデがカイリューを見上げる。 「キバナがよく話していたカイリューか!」 ボクを知ってるの?と言いたげにキョトンとしていると、ダンデは続けて言う。 「ガラルではまず生息を確認されていないし、何より左目に傷跡のあるカイリューなんて恐らく世界中探しても君だけだろう!会えて嬉しいぜ!」 ニカッと笑う姿は正しく太陽のようで、その人懐っこそうな性格でたくさんの人々に愛されてるんだろうな……と感じた。 「今回のリーグ戦でカイリューを出すのか?」 「そのつもりだ。 カイリューはもうオレ様達の大事な仲間だしな」 「そうか! じゃあバトルが出来るかもしれないんだな!」 そう言うと今までの笑みから一転、黄金色の瞳が炎が宿ったかのように煌めき、カイリューを見上げる。 「オレ様は何度も奴と戦ったが、全く勝てなかった……だが今回は違う」 キバナがカイリューに振り向くのに気付いてカイリューも振り向くと、アイスブルーの瞳をまっすぐ、カイリューの黒い眼に向けて告げる。 「カイリュー、お前はオレ様が想像した以上に強くて賢い。 今回のバトルではお前が頼りだ。 だから、オレ様に力を貸してほしい」 少し驚いた顔をして、やれやれと言いたげに頭を振る。 何を今更、分かりきったことを… そして右手を差し出し、拳を作ってキバナに向ける。 その意図を理解したキバナが嬉しそうに笑って同じく拳を作り、カイリューの右手にコツンとぶつけた。 ダンデ…ガラル地方最強の男、か…… ゲーム通りなら、恐らくこの話の主人公も居るだろう。 そしてそのライバルも…… 物語は常に主人公を中心に回っている、ライバルやジムリーダーは、主人公が強くなっていく為の糧に過ぎない…… 恐らくキバナも、トーナメント戦で主人公とぶつかるだろう。 そして、主人公が勝つ。 だとしたら、ボクには何が出来るだろうか…… キバナのポケモンであるカイリュー。 本当ならば、フライゴン達と共にキバナの為に戦う。 カイリューはキバナの為に戦うか、それとも主人公の為に糧になるか、迷っている。 ……もし、叶うなら………… 最後の言葉はキバナに呼ばれた事により遮られ、ボールに戻されるとそのままシュートシティへと向かった……。 結構悩んでるカイリューな主人公 前世?でのバトルスタイルがキバナと合わなくて何度もケンカしていたけど今はスマホロトムのおかげで解決。 ロトム万能か。 ストーリーを優先するかキバナの夢を優先するかでめちゃめちゃ悩んでる。 打倒ダンデを目指すドラゴンストーム カイリューと何度もケンカしたけど今なら大丈夫!目指せ打倒ダンデ!と意気込んでいる。 毎度毎度迷子になるのやめて欲しいと思っているがダンデだから無理かと早々に諦めている。 迷子常習犯なチャンピオン リザードンとはぐれた後偶然キバナを発見。 更に会ってみたかったカイリューに会えて嬉しいぜ!早くバトルしたい!としか思っていない。 後半へ続く…….

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アニメ「ポケットモンスター」最新シリーズの第9話の感想、第10話「カイリューの楽園、ハクリューの試練!」のあらすじ、ネタバレ、展開予想、考察を含む内容をご紹介します。 見逃し動画を見たい場合はHuluの公式サイトをチェックしてください。 Huluは今なら2週間の無料トライアル中です。 広告 それではアニメ「ポケットモンスター」の最新シリーズ第10話「カイリューの楽園、ハクリューの試練!」の動画 あらすじ ネタバレ 感想、展開予想、考察を含む内容を紹介していきます。 広告 目次• アニメ ポケットモンスター ポケモン剣盾 第10話 「カイリューの楽園、ハクリューの試練!」最新話のあらすじ カイリューたちが暮らす島があるとサクラギ博士から聞いたサトシとゴウは、その島を探しに出かけることに。 途中、ゴウがジュゴンを捕まえていざ、海へ! しかし激しい嵐に遭ってしまい流されてしまうのだった。 そこにハクリューが現れて二人を島まで連れて行ってくれた。 目を覚ましたサトシたちを待っていたのは、おびただしい数のカイリューの群れだった! より引用 広告 アニメ ポケットモンスター(ポケモン剣盾)第10話 「カイリューの楽園、ハクリューの試練!」最新話のネタバレ 放送後に更新します。 アニメ ポケットモンスター(ポケモン剣盾)第9話 感想 第10話 考察 第9話の感想の口コミと、第10話の展開予想です。 広告 tetsutylor.

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ポケモン剣盾 ソードシールド の攻略wikiです。 最新情報やポケモン図鑑はもちろん、ストーリー攻略やクリア後のやりこみ要素を最速でお伝えします。 ) 目次 タップでジャンプ! 1. DLCの新要素や新ポケモン、追加ポケモンが続々発表されたので要チェックです。 『Game8』では最新情報をリアルタイムで更新していますので、是非こちらも併せてご覧ください。 グラフィックや演出、音響がすべてグレードアップした新時代の「ポケモンシリーズ」は、我々プレイヤーにどのような驚きと感動を与えてくれるのでしょうか。 「最強のポケットモンスター」がテーマ 『ポケモンソードシールド』は、 「最強のポケットモンスター」をテーマとして制作されています。 作品を占める要素は「キャラクター」「ストーリー」「グラフィック」など様々ありますが、スイッチ移行後完全新作ということもあり、すべての要素で「最強」なのは間違いないでしょう。 「ガラル地方」が冒険の舞台 『ポケモンソードシールド』の舞台となるのは「ガラル地方」です。 穏やかな田園風景や近代都市、雄大な草原や険しい雪山など、様々な顔を持ったフィールドをポケモン達と冒険しましょう! バトルの鍵を握る「ダイマックス」 「ガラル地方」の特定の場所では、ポケモンが巨大化する「ダイマックス」という現象が見られます。 ポケモンの能力を一時的に大きく上昇させるこの現象を使いこなせるかが、バトルの鍵を握っています。 大自然が広がる「ワイルドエリア」 大自然があふれる「ワイルドエリア」には、ガラル地方で最も多くのポケモンたちが生息しています。 草原、砂漠、雪山・・・様々な顔を見せる大自然を冒険して、より多くのポケモンたちと出会っていきましょう。 エリア内にある「ポケモンの巣」には珍しいポケモンも・・・? 「ポケモンキャンプ」で時にはのんびり 冒険の途中に「ポケモンキャンプ」で、手持ちのポケモンたちと憩いの一時を過ごしましょう。 普段は見ることができないポケモンたちの姿を見ることができるかもしれません。 最新情報 情報まとめ• ポケモン情報• 人気記事• ポケモン図鑑 分類別• 世代別ポケモン一覧• ワイルドエリア 攻略情報• ストーリー攻略 攻略チャート• トレーナーバトル• お役立ち• 育成論• 新着育成論• 人気の育成論• パーティ レンタルパーティ• パーティの対策• 掲示板• お役立ち 初心者におすすめ• やり方・方法まとめ• 新要素 鎧の孤島からの新要素• 剣盾からの新要素• English Walkthrough Wiki 英語版)•

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