ヒルドイドソフト。 ヒルドイドと同じ市販薬はある?ヘパリン類似物質が乾燥肌・手足の荒れに効く!

ヒルドイドを顔に塗る正しい使い方は?美容に使っても良いのか

ヒルドイドソフト

ヒルドイド(一般名:ヘバリン類似物質)は1954年から発売されている血行促進・皮膚保湿剤になります。 最初は「ヒルドイドクリーム」というクリーム製剤が発売され、その後1996年に「ヒルドイドソフト軟膏」という軟膏が発売となりました。 2001年には「ヒルドイドローション」という液剤も発売され、今では用途に応じて使い分ける事が出来るようになっています。 ヒルドイドは基本的には保湿剤になりますが、その他も様々な作用があり多くの皮膚疾患の治療に用いられています。 効果も良く副作用も極めて少ないヒルドイドは、塗り薬の中でももっとも多く処方されているお薬だと言っても良いでしょう。 塗り薬はたくさんの種類があるため、それぞれがどのような特徴を持つのかは分かりにくいものです。 ヒルドイドはどんな特徴のあるお薬で、どんな患者さんに向いているお薬なのか、この記事ではヒルドイドソフト軟膏の効能や特徴・副作用についてみてみましょう。 1.ヒルドイドソフト軟膏の特徴 まずはヒルドイドの特徴をざっくりと紹介します。 ヒルドイドは、「保湿」「血行促進」「傷痕を綺麗にする」という3つの作用を持つ塗り薬になります。 しっかりした効果を認め副作用もほとんどないため、非常に使い勝手の良い塗り薬です。 ヒルドイドの主成分である「ヘパリン類似物質」は、その名の通り「ヘパリン」という物質に類似している物質です。 ヘパリンは医療で使われているお薬で血の固まりを溶かす作用があり、身体の中に出来てしまった血栓を溶かしたり、血栓を予防するために投与されます。 ヘパリンは血液をサラサラにして血行を良くしてくれるのです。 ヒルドイドもヘパリンと類似したはたらきがあるため、血液の流れを良くするはたらきがあります。 皮膚表面の血管に炎症(静脈炎)や皮下血腫などが出来てしまった時、ヒルドイドの血栓溶解作用を利用すれば流れが悪くなった血流を改善させる事が出来ます。 またヒルドイドは保湿力にも優れます。 ヒルドイドの主成分であるヘパリン類似物質は構造的に多くの親水基(水と結合しやすい基)を持っているため、水分を保つ力が強いのです。 ここからヒルドイドは皮膚の乾燥を改善させる効果もあるという事が分かります。 ヒルドイドは皮膚の線維芽細胞の増殖を抑制する事で、傷痕の盛り上がり(ケロイドなど)を出来にくくし、皮膚を綺麗にするはたらきもあります。 副作用もほとんどなく、安全性に非常に優れるお薬になります。 ヒルドイドの中で軟膏製剤の特徴としては、他の製剤(クリーム・ローション)と比べて伸展性(伸び)が悪く、皮膚への浸透力も弱めなのですが、保湿力に優れて刺激性が弱い点がメリットとして挙げられます。 浸透力が弱いため、皮膚が厚い部位にはあまり向きません。 また伸展性が悪いため、広範囲に塗るのにもあまり適していません。 反対に皮膚の薄い部位や刺激に弱い部位に塗るのには適しています。 唯一の注意点としては、血栓を溶かす作用があるため、更に出血しやすくなると重篤な状態になる可能性のある方(先天性の出血性疾患を持っていたりという方)は使用すべきではありません。 該当する方は極めて少数ですが、そのような方には使えないお薬となります。 以上からヒルドイドの特徴として次のような事が挙げられます。 【ヒルドイドソフト軟膏の特徴】 ・血栓を溶かし、血流の流れを良くする作用がある ・保湿作用がある ・皮膚の傷跡を綺麗にする作用がある ・副作用は極めて少ない ・伸展性や浸透力は弱いが、保湿性に優れ刺激性が少ない スポンサーリンク 2.ヒルドイドはどんな疾患に用いるのか ヒルドイドはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 【効能又は効果】 皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症 凍瘡、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患 注射後の硬結並びに疼痛 、血栓性静脈炎 痔核を含む 、外傷 打撲、捻挫、挫傷 後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸 乳児期) 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防 難しい専門用語が並んでいますが、簡単に言うと• 皮膚の保湿• 皮膚表面血管の血栓溶解・血行促進• 傷跡を綺麗にする のいずれかの作用が必要になる疾患に対して用いられるという考え方で良いでしょう。 皮脂欠乏症というのは文字通り、皮膚表面の脂肪分(油)が減少する事により表皮の乾燥が生じている状態です。 進行性指掌角皮症はいわゆる「手荒れ」であり、水仕事が多い方の手指に生じる乾燥やひび割れ・皮膚の肥厚の事です。 これらの疾患にはヒルドイドの保湿作用が効果を発揮します。 凍瘡とはいわゆる「しもやけ」で、寒さで四肢末端の血流が悪くなる事で生じます。 血栓性静脈炎とは静脈内に血栓ができてしまう事で、血栓により皮膚が腫れたり末梢がむくんだりします。 これらの疾患にはヒルドイドの血栓溶解・血行促進作用が効果を発揮します。 筋性斜頸とは出産後の赤ちゃんの首の筋肉(胸鎖乳突筋)にしこりがあり、それによって首が傾いてしまう疾患です。 ほとんどは自然と治りますが治らない場合は手術が必要になる事もあります。 ヒルドイドは筋性斜頸の改善にも有効な事が示されています。 肥厚性瘢痕・ケロイドは手術や外傷などで出来た皮膚の傷が盛り上がってしまう「傷跡」の事です。 このような疾患にはヒルドイドの線維芽細胞の増殖を抑える作用が効果を発揮します。 ヒルドイドの有効率としては、• 皮脂欠乏症 91. 進行性指掌角皮症 71. 凍瘡 90. 肥厚性瘢痕・ケロイド 75. 血栓性静脈炎 78. 外傷後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎 75. 筋性斜頸 88. 3% と報告されています(ヒルドイドクリームの有効率)。 3.ヒルドイドにはどのような作用があるのか 様々な皮膚トラブルに対して広く用いられるヒルドイドですが、具体的にはどのような作用があるのでしょうか。 ヒルドイドには主に3つの作用があり、これらが皮膚症状を改善させていると考えられています。 それぞれについて詳しく説明します。 ヘパリンは「抗凝固剤」と呼ばれ、血液が凝固(固まる)するのを抑える作用があります。 そのためヘパリンは血栓が出来るとまずいような状態において用いられています。 ヒルドイドもヘパリンと同じように、血液の凝固を抑えるはたらきがあります。 血が固まりにくくなるという事であり、これは血行を改善する作用になります。 そのためヒルドイドは皮膚の血行を改善させたい時、皮膚表面の血管に血栓が出来ていて溶解させたい時などに用いられます。 そのため、皮膚表面の保湿にヒルドイドは有効です。 ヒルドイドは皮膚の表面のある角質の水分を保持することが確認されています。 そのためヒルドイドは皮膚の乾燥に対しても広く用いられています。 目立たない傷跡であればいいのですが、時に傷跡は太く盛り上がり、ケロイドや肥厚性瘢痕となってしまう事もあります。 これは傷を治す時に、その傷に多くの繊維細胞が浸潤し、そのまま傷跡に残ってしまうために生じます。 ヒルドイドは繊維細胞の元となる繊維芽細胞の増殖を抑えるはたらきがあり、これにより傷跡を綺麗にするはたらきが期待できます。 スポンサーリンク 4.ヒルドイドの副作用 ヒルドイドは塗り薬であり、全身に投与するものではないのでその副作用は多くはありません。 ヒルドイドの副作用発生率は、• ヒルドイドクリームで0. 93%• 生じる副作用としては、• 皮膚炎• そう痒(かゆみ)• 発赤、潮紅• 発疹 などの局所の副作用です。 いずれも重篤となることは少なく、多くはヒルドイドの使用を中止すれば自然と改善していきます。 ヒルドイドには1つだけ注意点があります。 ほとんどの方には関係のないことなのですが、ヒルドイドには血栓を溶かして血流を良くする作用があります。 これは逆に言うと出血しやすくなる作用だとも言えます。 そのため出血しやすくなると重篤な状態になる可能性のある方(先天性の出血性疾患を持っていたりする方など)は、ヒルドイドを使用する事ができません。 添付文書にはヒルドイドが禁忌(絶対に使ってはいけない)となる方として、 1 出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者 2 僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者 と書かれています。 また出血を助長する可能性があるため、• 出血している創部• 潰瘍やびらん面 には塗布は避ける方が良いでしょう。 5.ヒルドイドの用法・用量と剤形 ヒルドイドには、 ヒルドイドクリーム 0. 3% 20g(チューブ) ヒルドイドクリーム 0. 3% 160g(チューブ) ヒルドイドクリーム 0. 3% 100g(瓶) ヒルドイドクリーム 0. 3% 500g(瓶) ヒルドイドソフト軟膏 0. 3% 25g(チューブ) ヒルドイドソフト軟膏 0. 3% 50g(チューブ) ヒルドイドソフト軟膏 0. 3% 100g(瓶) ヒルドイドソフト軟膏 0. 3% 500g(瓶) ヒルドイドローション 0. 3% 25g ヒルドイドローション 0. 3% 50g といった剤型があります。 塗り薬の中には特有の臭いがあるものもありますが、ヒルドイドはほぼ無臭です。 ちなみに塗り薬には「軟膏」「クリーム」「ローション(外用液)」などいくつかの種類がありますが、これらはどのように違うのでしょうか。 軟膏は、ワセリンなどの油が基材となっています。 保湿性に優れ、刺激性が少ないことが特徴ですが、べたつきは強く、これが気になる方もいらっしゃいます。 クリームは、水と油を界面活性剤で混ぜたものです。 軟膏よりも水分が入っている分だけ伸びがよく、べたつきも少なくなっていますが、その分刺激性はやや強くなっています。 ローションは水を中心にアルコールなどを入れることもある剤型です。 べたつきはほとんどなく、遣い心地は良いのですが、保湿効果は長続きしません。 浸透性が高いため皮膚が厚い部位(頭部など)に用いられます。 ヒルドイドの使い方は、 <クリーム、軟膏> 通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。 <ローション> 通常、1日1~数回適量を患部に塗布する。 と書かれています。 実際は皮膚の状態や場所によって回数や量は異なるため、主治医の指示に従いましょう。 6.ヒルドイドの使用期限はどれくらい? ヒルドイドの使用期限って、どのくらいの長さなのでしょうか。 「家に数年前に処方してもらった軟膏があるんだけど、これってまだ使えますか?」 このような質問は患者さんから時々頂きます。 保存状態によっても異なってきますので一概に答えることはできませんが、適切に保存されていた前提で考えれば、• クリーム・軟膏は3年6カ月• ローションは3年 が使用期限となっています。 7.ヒルドイドが向いている人は? 以上から考えて、ヒルドイドが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 ヒルドイドの特徴をおさらいすると、 ・血栓を溶かし、血流の流れを良くする作用がある ・保湿作用がある ・皮膚の傷跡を綺麗にする作用がある ・副作用は極めて少ない ・伸展性や浸透力は弱いが、保湿性に優れ刺激性が少ない というものでした。 ヒルドイドは副作用がほとんどなく、様々な皮膚トラブルに効果を発揮するお薬ですので、広く用いられています。 上記の作用が必要な皮膚状態であればまず検討すべきお薬でしょう。 またヒルドイドの中で「ヒルドイドソフト軟膏」が選択されるのは、軟膏剤の特徴である• 伸展性(伸び)が悪い• 浸透力が低い• 保湿力が高い• 刺激性が低い といった点を考えると、皮膚が薄く敏感な部位や狭い範囲の皮膚に塗るのに適しているでしょう。 8.ヒルドイドの成分が含まれる市販薬は? ヒルドイドと同じ成分(ヘパリン類似物質)を含む保湿剤は病院で処方してもらう他に、薬局でも購入する事が出来ます。 カテゴリー• 247•

次の

ヒルドイドソフト軟膏

ヒルドイドソフト

薬局では「乾燥肌、手足の荒れ、ひび・あかぎれなどの簡単な治療を市販薬ですませられない?」といった質問を時々受けます。 保湿や血行促進によく処方される「ヒルドイドソフト軟膏」は処方薬(医療用医薬品)なので薬局やドラッグストアで購入することはできません。 しかし、ヒルドイドやジェネリックのビーソフテンと同じ成分「へパリン類似物質」が同じ量配合されている薬は市販薬にも多数あります。 ヘパリン類似物質の効果や、処方薬と同じ成分を持つ市販薬をタイプ別に紹介します。 は、乾燥肌や皮脂欠乏症の治療、傷跡(外傷後の腫脹)の治療などに使われる処方薬です。 保湿剤として使われることも多いヒルドイドは、皮膚科で処方される薬の中でも絶大な知名度と人気を誇る薬のひとつでしょう。 代表的な効果は、肌の保湿や角質内の水分を保持して柔らかくする働きがあげられます。 ヒルドイドのさまざまな効果 肌の保湿以外にも、ヒルドイドにはさまざまな効果があります。 血流量を増やす作用、血液凝固をおさえる作用、組織の癒着をおさえる作用(線維芽細胞増殖抑制作用)、青あざなどの血腫を治す作用などがあります。 怪我の後のむくみの治療や、血流を改善することで肌の新陳代謝を高め傷跡の治りを良くすることにも使われています。 病院では、使う患部や症状にあわせて、、、など使用感の異なる基剤をうまく選んでもらえます。 ビーソフテンはヒルドイドのジェネリック ヒルドイドにはさまざまなメーカーからジェネリック医薬品が販売されています。 ジェネリックの中でも、が代表的な商品です。 いずれも処方薬なので医療機関で処方してもらう必要があります。 ヒルドイドと同成分「ヘパリン類似物質」を配合した市販薬には、各商品100g中0. 3g(0. そのため、ヒルドイドと同等の効果が期待できるといえるでしょう。 また、ヘパリン類似物質が含まれている「医薬部外品」も販売されていますが、処方薬のヒルドイドと同様の濃度となっているのは「市販薬(OTC医薬品)」のみです。 乳液 ・クリームより水分が多く伸びが良い ・肌になじみやすい クリーム ・ベタつきすぎない ・手や足などどこにでも使いやすい ローション ・サラッとしてベタつかない ・毛が生えている部分に使いやすい 乳液タイプ ミナハダ ヘパリン類似物質 乳状液「JM」は、ヘパリン類似物質配合の市販薬では珍しい乳液タイプです。 乳液の特徴は、肌の潤いを保つ水溶性成分と、油分の膜で肌を保護する油性成分が配合されていること。 乾燥した肌を保湿し、乾燥や肌荒れで傷んだ肌を修復しながら、油分の膜で外部からの刺激から患部を守ります。 クリームも乳液と同じく、水溶性成分と油性成分が配合されていますが、乳液のほうが水溶性成分が多く、伸びが良く使い心地が良いことが特徴です。 無香料・無着色・ステロイド無配合 無香料・無着色で、ステロイド無配合なので、赤ちゃんや子供でも安心して使うことができます。 洗顔後や入浴後など、肌を清潔な状態にしたあとに塗りましょう。 特に、冬場に起こりやすい乾燥肌には、1日に複数回塗ることで効果を感じやすくなります。 HPローション・HPクリームに代表されるHPシリーズは、保湿・抗炎症・血行促進を特徴としている商品です。 「おでこや手足・首などのお肌の乾燥に使える」「ステロイド無配合で赤ちゃんから使える」ことも打ち出しており、保湿剤としての使用を検討されている方に最適です。 ローションタイプとクリームタイプが販売されており、おでこなどにはローション、手足などにはクリームといった使い分けも可能です。 安心できる情報提供の質と量 HPシリーズの販売元は、数々の医療用医薬品も手がける製薬メーカー、ノバルティスファーマです。 ノバルティスファーマのHPローション・HPクリームの紹介ページは、情報提供の質が非常に高く、ヘパリン類似物質を知る上でもとてもわかりやすいことが特徴です。 HPローション&クリームを利用したことのない方も一度チェックしてみると良いでしょう。 ノバルティスファーマ: ヒルドイドの有効成分は「ヘパリン類似物質(へぱりんるいじぶっしつ)」です。 ヘパリン類似物質は、文字通り「ヘパリン」と似た作用を持った天然由来成分のことです。 ヘパリンとは、ヒアルロン酸などと同じ「ムコ多糖類(むこたとうるい)」と呼ばれるグループの物質です。 肝臓で生成され、私たちの体内にもともと広く存在しています。 保湿だけではなく血行促進・抗炎症作用もあり 一般的に市販されている保湿系のクリームは、以下のように肌の保湿がメインになります。 ・肌の油分を補うもの(ワセリンなど) ・肌の細胞間の水分や油分を保ちうるおいを補うもの(セラミドなど) ・保湿し角質を柔らかくするもの(尿素など) それに対してへパリン類似物質は、保湿だけではなく、以下のような乾燥や肌荒れを修復する働きをもっています。 ・血行を良くし、肌の新陳代謝・再生をうながし傷跡などを修復する作用 ・肌の潤いを取り戻し外部から保護する保湿作用 ・炎症を抑えて肌荒れを正常化する作用 乾燥肌だけでなく、ひびやあかぎれなど荒れてしまった手足の改善や、角質が硬くなりやすいかかと・くるぶし・ひじ・ひざの角化の改善や、かゆみのあるしもやけの改善などに効果を発揮します。 また、血行促進や血が固まることを防ぐ働きもします。 安全性が高い ヘパリン類似物質は体内に存在する成分に似た構造を持っているため、安全性が高く敏感肌やアトピー性皮膚炎に広く使われています。 非ステロイド性で、赤ちゃんでも安心して使用できる薬です。 ヘパリン類似物質は、副作用がほとんどない安全性の高い薬ですが、使用方法を間違えると悪化してしまう場合があります。 それは、出血している部分への使用です。 ヘパリン類似物質には血液が固まるのを防ぐ作用があります。 また、血行促進作用もあるため、出血している部分に使用すると傷が治りにくくなってしまうのです。 ヘパリン類似物質は、掻きむしり出血してる部分や、ジュクジュクした傷がある部分などには使用しないでください。 また、副作用が少ない成分とはいえ、医薬品である以上副作用がゼロではありません。 薬の使用時には必ず使用上の注意を読み、用法用量を守って使ってください。 万が一異変や違和感が起きた時は皮膚科などに相談しましょう。

次の

ヒルドイド軟膏で顔のシミが消えるって本当?副作用は大丈夫?使い方は?

ヒルドイドソフト

病院で処方される保湿剤と言えばワセリンかヒルドイドってぐらいメジャーな保湿剤。 アトピーの人でヒルドイドを使っている人は多いと思う。 ヒルドイドは普通の人や乾燥肌の人が保湿で使う分にはとても良い保湿剤だけど、重症度のアトピーの人が使うのは実はちょっと注意が必要。 病院で出された保湿剤だからって安心して使っていると、実はアトピーを悪化させているなんてこともある結構使い方が難しい保湿剤です。 ヒルドイドは保険適用だから安いし、自分に合うならめっちゃ助かる保湿剤。 アトピーってなにかとお金かかるから保湿剤も安く済むならそれに越した事はない。 なのでヒルドイドの使い方や特徴を押さえるためにも是非読んでほしいっす。 スポンサーリンク 目次• ヒルドイドとは? ヒルドイドってどんな薬なの?ってのをまず簡単に説明します。 成分とか特徴などね。 ヒルドイドの主成分はヘパリン類似物質 ヒルドイドはヘパリン類似物質が主成分の薬であり、保湿剤です。 医師の処方箋が必要な処方箋医薬品なので、皮膚科に行かないともらえない。 ヘパリン類似物質っていうのは名前の通りヘパリンに似た物質。 そのヘパリンってなんやねんというと、肝臓で作られるムコ多糖類と呼ばれる物質で、体中に広く存在しています。 具体的な働きは、• 水分を一定に保つ(保湿)• 体の動きをスムーズにする• 血流の流れをスムーズにする(血行促進)• 血が固まらないようにする• 炎症を抑える(抗炎症作用) など人体に必要なものであり、保湿成分です。 ヒアルロン酸やコンドロイチンなどもこのムコ多糖類に分類されます。 ヘパリンもこの仲間に入る保湿成分ってことです。 ヒルドイドの主成分であるヘパリン類似物質は体内に存在するヘパリンに似た構造なので極めて安全に使えますよーってこと。 ヒルドイドの効果もこのヘパリンと同じく、水分を保つ保湿作用、血行促進作用、抗炎症作用があり、血行が良くなることで新陳代謝が高まり、傷の修復作用が期待できるので、傷の治りを早める効果があるのが主な特徴です。 血流や新陳代謝の改善はアトピー改善にはマストなので、そういう観点ではただし入浴方法をマスターするとより効果的です。 入浴についてはこちらの記事を参考にしてください。 ヒルドイドの種類 ヒルドイドにはヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドクリーム、ヒルドイドローションの3つのタイプがあります。 主成分はどれもヘパリン類似物質。 1gに含まれるヘパリン類似物質の量はどれも同じ。 添加物や他の保湿成分の配合具合によって保湿力やべたつき具合、痒みが出るなど、それぞれ違ってくるので、どれが自分に合うか使い比べてベストなものを選んでほしい。 個人的にはヒルドイドローションが使用感良くて好みです。 ヒルドイドソフト軟膏 ヒルドイドソフトが一番使っている人が多いんじゃないかな。 皮膚科での処方率はヒルドイドの中ではこれが一番だそうです。 アトピーには1番向いてると個人的には思います。 アルコールや香料、アレルギーを発症しやすい成分を入れていないので刺激性が低いのが特徴。 そして保湿成分も他に比べて含まれているので、肌に優しく、油分と水分も1番与えられる。 軟膏というよりはクリームよりの使用感。 悪い点は• ワセリンほど使用感は悪くないが、伸びの悪さとべたつくこと• ワセリン系が多く含まれているので汗腺を塞いで痒みが出る場合がある• 夏場は熱がこもって熱い、痒い ってところ。 冬場の乾燥にはちょうどいいけど、夏は微妙。 なので夏はヒルドイドローションの方が良いかも。 ヒルドイドクリーム ヒルドイドの中では一番歴史が古いのがヒルドイドクリーム。 ヒルドイド(ヘパリン類似物質)って実は1954年からある歴史の長い薬。 当初は血行促進の用途で使われていたので、後に保湿力をプラスしたヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドローションが発売された。 なので当時からあるヒルドイドクリームは保湿力が弱いし、アレルギーを引き起こす可能性のある成分が含まれていたり、アトピー向きとはあまり言えない。 だから皮膚科でもあまり処方されることはない。 ただ、軟膏とローションの中間的な位置なので使用感、使い勝手は良い。 ヒルドイドソフトほどベタづかず伸びも良いし、ローションよりも持続性があるので、肌に合うならヒルドイドクリームでも問題ないでしょう。 ヒルドイドローション ヒルドイドの中で一番新しいものがこいつ。 他と違って液状のローションタイプなのでとても塗りやすく、皮膚への浸透力も高いので、塗ってすぐ潤うのがわかります。 しかーしこれもクリーム同様痒みが出る成分(ラノリン)が入っていたり、油分も少なめで皮脂不足の人、アトピーにはそこまではまる物でもない。 塗ってすぐ潤うのは良いけど、持続性も弱いので、時間が経つとすぐ乾燥してまた痒くなることもあります。 ただ使用感はとても良いし、サラッとしているので、汗腺を塞ぐことがないので夏や汗をかく時期にはちょうどいいです。 容器も持ち運びやすいのもポイント。 旅行とかに持っていくのに便利。 ヒルドイドは使い勝手いいんだけど、もっと保湿力の高く、セラミドなど成分のいい保湿剤が気になる方はこちらの記事を参考にしてください。 アトピー肌へのヒルドイドの使い方 ヒルドイドは軽度のアトピーやただの乾燥肌の人が使う分には特に注意することはないけど、アトピーの人が使う際には少し注意が必要。 血行促進作用があるから、血管が広がって肌が痒くなったり、逆に炎症や痒みを引き起こすこともあります。 炎症がある部分にはステロイド ヒルドイドには炎症を抑える効果、抗炎症作用があるけど、実際アトピーの炎症を抑えるほどの効果は期待できないっす。 保湿剤にそこまでの効果はないです。 アトピーの炎症が起きている部分に塗ると逆に悪化する場合が多い。 これは何でかと言うと、炎症を起こしている肌は、毛細血管が拡張しています。 ステロイドは血管を収縮させることによって炎症を鎮めようとしますが、ヒルドイドは逆に血管を広げるので炎症が余計に悪化するからです。 血行を良くすることは一見体に良さそうですが、炎症の観点から見ると必ずしもそうではないということです。 ただし、全身の血行が悪いと体に良くないことばかりで傷や炎症の治りも遅くなるのでそこは勘違いしないように。 だからアトピーでガサガサになっている肌にはまずはステロイドを塗って炎症を鎮めましょう。 ガサガサになっている肌は乾燥と思いがちだけど、実際は皮膚の奥で炎症が起こっています。 そこに乾燥していると思い込んで保湿剤を塗ると、アトピーが悪化なんてことになるので、まずはステロイドをしっかり塗りましょう。 ステロイドと保湿剤を一緒に塗る場合はOKです。 ステロイドと標準治療についてはこちらの記事も参考にしてください。 ヒルドイドの市販薬ないの? ヒルドイドは処方箋医薬品なので、ドラッグストアや薬局では買えません。 僕もヒルドイド欲しくて探し回った経験があります。 売ってほしいよね普通に。 ただし、ヒルドイドと同じヘパリン類似物質の入った保湿剤はあります。 HPクリーム HPクリームは1g中のヘパリン類似物質の量が同じ0. 3%配合されています。 クリームとローションがあるみたいです。 みたいというのは僕は使ったことがないから。 やっぱり保険適用のヒルドイドと比べると高いね。 まぁやっぱり市販のものは病院でもらえるヒルドイドに比べて添加物が多かったり、するし何より高いのでおとなしく病院でヒルドイド貰った方が良いっす。 病院に行く暇がない人はこれらで代用できるかも。 ヒルドイドでも刺激がある人は ヒルドイドが使えないということはヘパリン類似物質が使えないということだから、尿素系の保湿剤も使えないということになる。 そうなるともうワセリンぐらいしか選択肢がなくなってくる。 ワセリンもダメなら保湿剤全般アウトなレベル。 ただ、乾燥ではなくて炎症している肌に勘違いして塗っていて合わないと思っているケースもある。 その時はステロイドを塗って炎症が治まってきたらそれは乾燥ではなく炎症ということなので、ステロイドに切り替えよう。 あと、アトピーは感染症、脂漏性皮膚炎も併発しやすいので、細菌感染を起こしている肌や、脂漏性皮膚炎だとステロイドもヒルドイドも効かないので、消毒、殺菌療法を行い、抗生物質を塗ろう。 自分でアトピーだと思っていたものが実は脂漏性皮膚炎だった、感染症だったというのは結構あるというかかなりある。 特に顔はアトピーと併発しやすいです。 体はアトピーで、顔はアトピーと脂漏性皮膚炎、そしてところどころ細菌感染も起こっているなんていうのは、なにも超重症の人じゃなくても起こりうることです。 実際僕も脂漏性皮膚炎と細菌感染は併発していました。 自分ではアトピーだと思っていたし、清潔にしようと気を使っていたから、まさか自分が感染症だなんて思わなかったもん。 で保湿とステロイドで何とかしようと塗り続けてたけど一向に良くならない。 普段と違う皮膚科に行ったときに抗生物質をもらって塗ってみたところ、それまで首筋やフェイスラインの治らなかったニキビや吹き出物のブツブツが一気によくなった。 そこで気づいて抗生物質と細菌対策、脂漏性皮膚炎対策もやるようになってまじで劇的にアトピーが良くなった。 だからヒルドイドやステロイドで悪化するという人は細菌感染、脂漏性皮膚炎も疑ってみてほしい。 感染症にはまず病院で抗生物質をもらってくることが1番。 その後は細菌感染にかからないように皮膚の常在菌のバランスを整えるようにすること。 脂漏性皮膚炎対策はまずは細菌感染や皮膚の炎症を鎮める。 そのあとに保湿。 脂漏性皮膚炎はインナードライが原因と言ってもいいぐらい。 でもただ保湿するだけじゃ駄目で、天然保湿因子をしっかり肌が作れるようにならないといけない。 ヒルドイドだと天然保湿因子を生み出す肌を育てられないから、セラミド入りの保湿剤を使って肌を育てていく。 セラミドは保険適用の保湿剤には入っていないから、市販の保湿剤になるんだけど、セラミド入りの保湿剤は超高い。 5000円ぐらいまでのセラミド入りの保湿剤でおすすめのセラミド入り保湿剤はっす。 セラミドがしっかり入っていてコスパもかなり良い。 安いから成分あんまり入ってなくて効果ないんじゃないかと思ったけど十分な効果を期待できるし別記事で説明してるよ。 セラミドってアンチエイジングとか美肌、美容のための成分だからアトピーとは関係ないと思うことなかれ。 アトピー、脂漏性皮膚炎、細菌感染、炎症がある場合はセラミド入りの保湿剤を使った方が良い。 良くなってきてからはヒルドイドに切り替えてOK。 ヒルドイドはかなりいい保湿剤だから使い方さえ押さえれば頼もしい味方になるし財布にも優しいからね。

次の