君たち は どう 生きる か 要約。 【漫画・文庫】君たちはどう生きるかを3行に要約+α【感想+あらすじ】

漫画 君たちはどう生きるか

君たち は どう 生きる か 要約

この記事の所要時間: 約 8分 55秒 「君たちはどう生きるか」が空前の大ヒットを飛ばしています。 この本は、 今から80年前の1937年に吉野源三郎さんが書かれたものです。 そして昨年8月に、 羽賀翔一さんによって漫画化され、「漫画 君たちはどう生きるか」は、出版されてから2か月で43万部、半年で170万部も売り上げました。 同時に出された原作も売れています。 私は中学1年の時に原作を読みましたが、今回漫画本の方を読み、改めて思い出すことや考えさせられることがありました。 今回は、「君たちはどう生きるか」の要約やあらすじ、ネタバレ、感想などを通して、どうして今、大ヒットになったのか、この本の考察に迫りたいと思います。 羽賀翔一さんについてはこちらをどうぞ。 小学生や中学生の皆さんに向けてはこちらもどうぞ。 「君たちはどう生きるか」の要約とあらすじ 舞台は1937年の東京。 主人公は コペル君という中学1年生。 本名は本田潤一君です。 コペル君というあだ名は「人間は世の中を作っている分子だ。 」という発見をした彼に「コペルニクスと同じくらいの大発見かもしれない。 」とおじさんがつけてくれたものです。 おじさんはそれ以来、いつかコペル君に見せようと、コペル君の発見や日々の出来事、アドバイスなどを大学ノートに綴っていきます。 そうしてコペル君を励まし、その生き方を導いてくれる人になるのです。 コペル君のクラスに 浦川君という子がいました。 その子の弁当のおかずが毎日あぶらあげだからと、いじめっ子グループから「あぶらあげ」と陰で呼ばれたり、ちょっかいを出されたりします。 ある時、それを見かねた友達がいじめっ子のボスにけんかを売ります。 その時、浦川君はけんかを止めに入り、なんと 自分をいじめていたボスを助けるのです。 一方的にやられるのがどんなにいやかを想像したのでした。 コペル君がこの出来事をおじさんに話すと、おじさんは、感じたことをちゃんと伝えるようにと言ってくれました。 ある日、コペル君は欠席している浦川君の家を訪ねます。 そしてそこで、赤ん坊を背負って家業の豆腐屋の手伝いをしている浦川君の姿を見るのです。 コペル君は、「浦川君はほんとにすごい!」と感動します。 それを聞いたおじさんは、ノートにこう記しました。 浦川君の洋服に油揚げのにおいがしみこんでいることは、浦川君の誇りにはなっても、決して恥になることじゃあない。 コペル君は日々いろいろなことを発見します。 ある時は、自分が赤ん坊の時に飲んでいた粉ミルク、ラクトーゲンの缶を見つけ、オーストラリアの牛、牛の世話をする人、乳を工場に運ぶ人、粉ミルク工場の人、汽船で運ぶ人、日本の港の人、薬屋さん・・・と、 何千、何万の人が自分とつながっていることを発見します。 日々、いろいろなことに気づき、また正義感に燃えて、生き生きと生活するコペル君。 コペル君は、友達が危ない時は絶対に逃げずに戦うと宣言し、なかまと約束します。 それなのに、なかまを裏切ってしまうのです。 コペル君は友達が上級生にひどい目に遭っている時、知らんふりをしてしまいます。 コペル君は自分のしたことをひどく後悔し、打ちひしがれます。 しかし、お母さんが持ってきてくれたおじさんのノートには、こう書かれているのでした。 僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。 だから誤りを犯すこともある。 しかしー 僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。 だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。 「君たちはどう生きるか」のネタバレが気になる! おじさんがどうしてそんなにコペル君に一生懸命だったのか、それはお姉さんの旦那さん、即ちコペル君のお父さんから、コペル君のことを頼まれたからなのです。 病床のお父さんは、亡くなる3日目におじさんを呼んで言いました。 「私はあれに立派な男になってもらいたいと思うよ。 人間として立派なものにだね。 」 ですから、 直接励ましたりアドバイスをくれたりするのはおじさんですけど、その後ろにはもうこの世では会うことのないお父さんの存在があるのです。 実は「君たちはどう生きるか」の漫画本の作者、羽賀翔一さんは母子家庭で育ったそうです。 この原作を読み、作品を仕上げていく中で、今まで意識に上らなかったお父さんへの思いや寂しさを感じたと語られています。 きっとご自分のお父さんとコペル君のお父さんが重なり、お父さんとの強いつながりを感じられたことでしょう。 そしてコペル君は思います。 自分を励まし光を与えてくれたこのノートを自分だけのものにしてはいけない、自分と同じような子たちに読んで欲しいと。 この本の最後は、原作者、吉野源三郎さんのこのようなことばで締めくくられます。 「そこで最後に、みなさんにおたずねしたいと思います。 君たちは、どう生きるか。 」 「君たちはどう生きるか」の感想と考察もチェック! 原作が生まれて80年経った今でも、全く色あせることなく、そこにある一つ一つの言葉が光を放っています。 80年の間、この本が多くの人の人生に影響を与えたことが納得できます。 私は、 「浦川君の洋服に油揚げのにおいがしみこんでいることは、浦川君の誇りにはなっても、決して恥になることじゃあない。 」という一文にとても感動を覚えました。 私は2年前まで中学校の教員をしていましたが、 軽く見ていた友達のくらしやその生き様を知った時、子ども達にその友達への尊敬が生まれるのを見てきました。 人は自分より持っていない人、できない人をさげすもうとします。 でも、一生懸命に働いて物を作り出す姿を見た時、自分の考えがどんなにちっぽけだっかに気づくのです。 おじさんのノートにはこう書いてあります。 あの人々のあの労働なしには、文明もなければ、世の中の進歩もありはしないのだ。 ところで、君自身はどうだろう。 君自身は何をつくり出しているだろう。 世の中からいろいろなものを受け取ってはいるが、逆に世の中に何を与えているかしら。 そしてこうも書いてあります。 大きな顔をして自動車の中にそりかえり、すばらしい邸に住んでいる人々の中に、案外にも、まるで値打ちのない人間の多いことがわかるに違いない。 また、普通世間から見くだされている人々の中に、どうして、頭をさげなければならない人の多いことにも、気がついてくるに違いない。 もう一つ、印象深いところは、コペル君が友達を裏切り、自分のやった行為に打ちひしがれている時、お母さんが話してくれたことです。 若い時、重い荷物を持って石段を上るおばあさんの手助けをしたいと思いながら声をかけることができなかったこと、そのことを今でも思い出し後悔すると。 これを読み、私も思い出したことがあります。 大学生の頃、ぎゅーぎゅー詰めのバスの中でのことです。 ある停留所に止まり、何人かが降りた時に、後ろの方から「降ります。 」という小さな声が聞こえてきました。 前に行きたいのに、人がいっぱいで進めないのでしょう。 「あっ、運転手さんに教えなきゃ。 」でも周りの人達は聞こえないふりをしているのか、誰も口を開けません。 「私が言わなきゃ。 」そう思うものの、その沈黙の中で、声を出すことができなかったのです。 運転手さんには「降ります。 」の声は届かず、ドアは閉まり、バスは発車してしまいました。 その瞬間、私は後悔と自己嫌悪に陥りました。 「何で言えなかったの?!」 あれから40年近く経っても時々思い出し、後悔するのです。 おじさんのノートにはこう書かれています。 人間である限り、過ちは誰にだってある。 そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は、僕たちに苦しい思いをなめさせずにはいない。 しかし、コペル君、お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか、ー正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと。 「君たちはどう生きるか」の原作と漫画の違いは? 漫画版の作者、羽賀翔一さんは、吉野源三郎さんの原作を何度も何度も読み返し、その伝えたいところを現在の若者達に伝わるように、推敲を重ねて、「漫画 君たちはどう生きるか」を完成させたのだそうです。 それで、原作と漫画には少し、違うところがあります。 冒頭の部分の違いや原作にあって漫画にないところや、反対に原作にはないけれども漫画で描かれているシーンなどがあります。 原作と漫画の違いについて、詳しくはこちらをご覧ください。 「君たちはどう生きるか」要約とあらすじ まとめ 「君たちはどう生きるか」、いかがでしたか? 毎日のように、人をだましたり、殺したりするニュースが流れてきます。 でも、今この本が注目を浴び、多くの人々が手に取っているということは、多くの人が自分はどう生きるべきか、その指針を求めているからなのでしょうね。 「君たちはどう生きるか。 」 今、この問いを自分に投げかけてみる時なのかもしれません。

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君たちはどう生きるかを読んだ感想!名言から要約・あらすじも解説

君たち は どう 生きる か 要約

全般的に(ネタバレなし) 本の内容は、漫画部分と文章部分に分かれていて、章が終わるごとに文章が挟まれています。 文章の原作を漫画化した本によくある手法ですね。 ストーリーは一応楽しめたので、最後まで読むのに退屈はしませんでした。 肝心の内容は、「自分がどう生きるかダイレクトにヒントになるようなこと」までは書かれていなかったように感じます。 というのも、レベル感が22才になる私が読んでいると「まぁ、そうだよね」というような内容だったためです。 読者の本来のターゲットは小学生~中学1,2年生ぐらいかなと思います。 ただ、実際に親御さんが小学生や中学生になるお子さんにこの本を買ってあげるとなると、それはそれで心に突き刺さらないかもしれないです。 小中学生の倫理的な関心って具体的なところにあると思うのですが、本で描写されている問題ケース(いじめ,貧困など)の例が結構古いんですよね。 同じ状況に遭遇している子には響くと思いますが、そうでない子が漠然とした「生き方」みたいなのを学ぶには、説教臭さを感じてしまうかもしれないです。 私が中学生だった頃は「人は何のために生きているんだろう」とか「人を殺しちゃいけない根拠って何だろう」みたいな中二病チックな疑問のほうに関心が強かったです。 内容要約(ネタバレ部分) 1章. 変な経験 - ものの見方について 銀座のデパートから人混みを見た主人公が、自分は世の中を構成する一要素でしかないことに気づくという内容です。 人間は自分中心で物事を考えてしまいがちなので、自分を客観的な視点で捉えることは天動説から地動説に移行するくらい難しいといったことが語られます。 2-3章. 勇ましき友 - 真実の経験について いじめられている同級生をなんとかしてあげたいというような内容です。 結果的に主人公は同級生を助けてあげられず、別の同級生が助ける流れになります。 人間は同調圧力で行動してしまいがちなので、その中でただ一人行動を起こすのが難しいといったことが語られます。 また、一方的にやれられる側の気持ちが理解できるのは偉い的なことが語られます。 ニュートンのリンゴと粉ミルク - 人間の結びつきについて ニュートンが万有引力を発見したのは、日常的な対象であるリンゴの木を宇宙空間まで拡張して考えたからだというエピソードが語られます。 同様の考え方を主人公が家にあった粉ミルクに当てはめ、粉ミルクが無数の人間の貢献によって自分のもとに届いていることに気づくという内容です。 貧しき友 - 人間であるからには 貧乏なため、自分で働いている同級生を見て主人公が感心する内容です。 貧乏な人を哀れだと思ってはならないとか、生産者は消費者に対して見下されがちだけど本質的な貢献度を考えたら生産者のほうが偉くない?みたいなことが語られます。 個人的に、貧乏な人への考えの主張の理論的な裏付けが弱く、感情論のように感じられたので、そこを補強してほしかったですね。 それと、描かれている貧困感がすこし前時代的です。 「中学校に行けない」とかそういうレベルです。 少し現代に沿って「塾に通える子供・通えない子供」ぐらいに置き換えて読まないと現代の学生は臨場感を持ちづらいと思いました。 ナポレオンと4人の少年 - 偉大な人間とはどんな人か 同級生が先輩に目をつけられてるので、ナポレオンみたいに強くなりたいと言い出す話です。 ナポレオンが20年という短い歳月でヨーロッパを制覇した華々しい経歴が語られ、気力がすごいみたいなことが書かれています。 でも、そんな偉人と言われるナポレオンも、他者に貢献するという意味では完全に素晴らしい人ではなく、裏では苦しんだ人が多くいたことが語られます。 ナポレオンも時代の大きな流れの一点でしかなく、人に貢献できる人こそが素晴らしいんだぞ、みたいなことが語られます。 ここの章は主張が2転くらいするので、話の筋がちょっと理解しにくかったですね。 主観も多かったのでやはり理詰めで説得してほしい感がありました。 7-11章. 雪の日の出来事 友達が先輩からいじめられているときに、主人公は何もできず見捨ててしまった的なエピソードです。 「人間は自らの愚かさを認知できるからこそ成長できる」みたいなことが語られ、失敗の体験は自分に深く残り次に役立てられることが語られます。 この章は、この本の中で個人的に一番納得できる部分でした。 私自身、仕事等で人と関わることに失敗して落ち込むことが多いんですが、何となくそれを肯定してくれたような気持ちになりましたね。 まとめ 以上です。 簡潔に並べると、この本は• 主観と客観• 自分が正しいと思うことをする• 世界と自分の生産関係• 偉大さとは何なのか• 失敗から成功を学べるということ といったトピックに対する初歩的な考えを与えてくれます。 箇条書きにしてみると、意外とと大層なことを書いていたように見えますね。 ネットの口コミ等の見ていると大層なインプレッションを受けている人も多いので、是非自分の目で読んで内容を判断してみてほしいです。

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君たちはどう生きるか(原作)のあらすじ・ネタバレ・要約まとめ

君たち は どう 生きる か 要約

本作では、主人公であるコペル君が叔父さんからのノートを通じて、いろいろなことを教わっていきます。 彼が興味を持ったとき、悩んだとき、嬉しいときなどさまざまな場面で、叔父さんは彼に伝えたいこと、伝えるべきことをノートに書き留めていくのです。 その内容が、とても考えさせられるもので、コペル君をとおして読者自身にも多くのものを投げかけてきます。 人間が人間同志、お互いに、行為をつくし、 それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。 (『君たちはどう生きるか』より引用) コペル君が、人間はどこかでみんな繋がっているという「人間分子」の関係を発見したと報告した時に、叔父さんがノートに書き記した言葉。 コペル君の発見を喜び、人間の素晴らしいところは、繋がり、支え合いながら生きていることだと伝えようとしています。 人間の本当の値打ちは、いうまでもなく、 その人の着物や住居や食物にあるわけじゃあない。 (『君たちはどう生きるか』より引用) コペル君が、貧乏である浦川君の家を訪ねたときに、叔父さんがノートにメモをしたこと。 たとえ貧乏であったとしても、高潔な心と立派な見識を持っているのであれば、尊敬に値する偉い人だと伝えたかったのです。 魅力2:『君たちはどう生きるか』油揚げ事件!いじめ問題を考察 コペル君のクラスには、よくいじめられている浦川君という子がいました。 彼らのクラスは医者や弁護士など、いわゆるお金持ちの家の子が多いのですが、浦川君の家は豆腐屋。 家族でなんとか切り盛りしているような家であったため、周りより貧乏であると、クラスのみんなは感じていました。 そんな彼のお弁当は、毎日、油揚げ。 そのためクラスのいじめっ子である山口君たちのグループは、彼のことを、影で「あぶらあげ」と呼んでいたのです。 あるとき、それを許せない北見君が、山口君に殴りかかります。 その際、いじめられている側の浦川君は、なぜか山口君をかばったのです。 そして彼を許してやってほしい、と北見君に頼み込みます。 そんな彼の姿を見たコペル君は、胸を打たれました。 浦川君の言動から本当の優しや心の強さを知り、たとえ不利な状況になったとしても何かが会った時に自分自身の気持ちを決してごまかしてはいけないと学んだのです。 コペル君は自宅にある日、粉ミルクを見て、それがどんな風に出来上がって、今この場にあるのかという過程を想像しました。 牛がいて、それの世話をする人がいて、乳をしぼる人がいて、工場に運んで、工場で加工して、トラックで運んで……1つの商品には多くの工程があり、その1つひとつに多くの人が関わっています。 彼がなぜこんな想像をしたのかというと、叔父さんからアイザック・ニュートンの話を聞いたからです。 彼は、林檎が木から落ちたのを見て、万有引力を発見した人物。 その話をヒントに、世の中の経済の当たり前の仕組みに気づくことができました。 最初は単なる思い付きでも、突き詰めていったら偉大な発見である場合もある。 ニュートンの話でこう気付いたコペル君は、粉ミルクについて考えを巡らせ、上で書いたような事実に行き着いたのです。 人間は分子のようにいろいろなところで結びつき、この世の中は回っています。 そのことに気づいた彼は、また一歩成長することができました。 魅力4:『君たちはどう生きるか』雪の日の出来事!弱気な自分を変える決意 北見君と喧嘩になった山口君は、上級生である兄に、このことを言いつけてしまいます。 そのためコペル君たちは、上級生から睨まれることになってしまいました。 そんなある時、上級生に捕まった彼らは、北見君を先頭に勇気を持って立ち向かうことに。 彼らは一致団結を約束していました。 しかし、そんななか、コペル君だけが裏切ってしまったのです。 彼は力のある上級生を目の前にして、どうしても勇気が出ませんでした。 そして彼の友達は、上級生にボコボコにされてしまったのです。 このことで、彼は自分のことを攻め続けます。 そしてずっと家に閉じこもり、つらい現実から逃げてしまったのです。 その結果、珍しく叔父さんから叱責を受けるのでした。 彼はこの出来事をとおして、とても大事なことを学びます。 それは、自分の気持ちを隠したままにしたら、後悔が残るということ。 そして彼のお母さんは、そのことについて実体験を踏まえて彼に話すのです。 それは、あるおばあさんが大きな荷物を担いで、石段を登っていたときのこと。 心の中では荷物を持ってあげようと思っていたものの、なかなか行動に移すことができず、遂に手伝ってあげることができなかったのです。 お母さんはこのことを、とても後悔したのでした。 叔父さんとお母さんの話を聞いた、コペル君が出した決断とは……。 魅力5:漫画もおすすめ!ベストセラー作品 漫画版では、「水仙の芽とガンダーラの仏像」という項目が省略されています。 この話は、インドのガンダーラ地方の仏像は、インド人が作ったのではなくてギリシャ人が作成していると、叔父さんがコペル君に伝える内容です。 そして、それは日本にも同じように流れてきており、奈良の大仏も歴史をたどっていけば、ギリシャ人にたどり着くと話しています。 歴史は繋がっており、同時に文明も繋がっている。 そのことを知ったコペル君は胸をときめかせ、美しい歴史と文化に感動したという内容です。 この話が収録されていない漫画も、十分に作者が伝えたいことを感じることができます。 でも、できればこちらも、そして小説版も読んでほしいところです。 ただ、漫画版は小説版と違い、叔父さんもコペル君とともに成長していくような姿が描かれているのが見所でもあります。 変わっていくコペルくんを見て、いろいろと考える叔父さんの姿に、読んでいて思わず共感してしまう部分もあるのではないでしょうか。 魅力6:『君たちはどう生きるか』は名言も魅力的!ランキングベスト5を紹介 本作には、素晴らしい名言が数多く登場します。 ここでは、そのなかで心に残るベスト5をご紹介させていただきます。 第5位 人間て、叔父さん、ほんとに分子だね (『君たちはどういきるか』より引用) コペル君が口にした言葉です。 叔父さんはこの言葉に感動し、ノートに残しました。 人間は本当に分子のように、皆が結びつきあい、世の中を形成しているということに、コペル君は気づいたのです。 (『君たちはどういきるか』より引用) 油揚げ事件を報告した際に、叔父さんがノートに書き記した名言です。 彼はコペル君に、自分の頭できちんと物事を考えてほしいと説いています。 そして、それを魂で知ることにより、立派な人間へと近づいていくと説いています。 第3位 本当に人類の役に立ち、 万人から尊敬されるだけの発見というものは、 どんなものか、ということだ。 (『君たちはどういきるか』より引用) コペル君が人間の生産関係に気づいたときに、叔父さんがノートに書き記した名言。 いったい万人から尊敬される発見とは、どんなものなのでしょうか。 それは苦労をして突き詰めたうえで、さらに苦労をして、人類の発展に貢献するようなもの、と叔父さんは説明しています。 第2位 尊敬せずにはいられない美しい心根や、 やさしい気持ちのあることを知ったのは、 君にとって、本当によい経験だった。 (『君たちはどういきるか』より引用) 貧乏によっていじめられていた浦川君の家を訪れ、友達になったコペル君。 そんな彼に対して、叔父さんが書き記した名言です。 人の価値はお金ではなく、心であるとコペル君に説明しています。 第1位 実行力といい、活動力といい、すばらしい精力といっても、 それはいったいなんなんだろう。 それは、人間が何かあることを成し遂げていく力ではないか。 (『君たちはどういきるか』より引用) ナポレオンに崇拝したコペル君に対して、叔父さんがノートに書き記した名言。 ナポレオンがなぜすごいのかを、具体例を持って説明したうえで、目的を果たすまでの行動力を賞賛しています。 『君たちはどう生きるか』結末をネタバレ解説!テーマを考察 コペル君がどう生きるかは彼の自由であり、そこにはいろいろな選択肢があります。 しかし、そこでどんな選択をするのであっても、人間にとって決して忘れてはならない部分があると、本作をとおして感じることができるでしょう。 「君たちはどう生きているのか」と問われた時、私たちはなんと答えるのでしょうか。 普段滅多に考えないそのようなことに思いを巡らせてくれるのが、本作なのです。 叔父さんやお母さんの話を受けて、コペル君はつらい現実から逃げず、友達に謝ることを決めます。 そんな彼に、叔父さんはここまで書き連ねたノートを渡すのでした。 そのノートの内容とは、どんなものだったのでしょう。 そしてコペル君は、友達にしっかりと謝り、仲直りすることができるたのでしょうか。 この物語の結末が気になる方は、ぜひ本編をお確かめください。

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