良性 と うい めまい 症。 良性発作性頭位めまい症について

良性発作性頭位めまい症 にかかった体験談

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良性発作性頭位めまい症の原因は「耳石」の移動 良性発作性頭位めまい症は、 実際にしている姿勢とは違う情報が神経を通じて脳に送られることで起こります。 たとえば、 体は起き上がっているのに、脳が体は横になっていると判断しているような状態です。 これは 本来なら「耳石器」にあるはずの小さな砂つぶのような「耳石」が、何らかの原因ではがれ落ち、半規管内へ入り込んでしまうことが原因です。 半規管は体のバランスをつかさどる器官で、3つの半円状のループから成り立っており、それぞれ前後・左右・上下の平衡感覚に関連しています。 耳石がいずれかの半規管に入り込み、体位により移動することで、中を満たしている内リンパ液が動き、神経の一部がその動きを感じて脳に伝え、めまいが起こるという場合と、クプラ(リンパの流れを感知する神経)に付着し、体位の変化により耳石が傾くことによりクプラを刺激することによりめまいが起こる場合があります。 これらは頭を強く打ったり、寝たきりだったりすることでも起こります。 澤選手のケースでは、プレイ中のヘディングの影響が大きかったといわれています。 また 更年期以降の女性に多いことから、加齢や女性ホルモンの低下も関連しているのではないかと考えられています。 良性発作性頭位めまい症のおもな症状は、回転性のめまいと吐き気 良性発作性頭位めまい症の症状は、 視界がぐるぐると回るようなめまいと吐き気や嘔吐が中心です。 めまいは 数秒〜長くても2、3分程度と短い時間ですが、何度も繰り返し、立っていられなくなるような場合も少なくありません。 めまいや吐き気、嘔吐の他に症状が出ることはあまりなく、難聴や耳鳴りなどはないことも特徴です。 つらい症状の場合も多いですが、 「良性」であるため悪化することは少なく、後遺症や命の危険性もありません。 めまいの他にこんな症状が出たら要注意 良性発作性頭位めまい症の他にも、めまいを誘発する疾患は多岐にわたります。 生命の危険も「悪性頭位めまい症」 めまい発作とともに次のような症状があらわれた場合は耳が原因ではなく、小脳の出血や梗塞、腫瘍などによる、脳が原因の「悪性頭位めまい症(中枢性めまい)」のケースがあります。 ろれつがまわらない• 手足に力が入りにくい• ものが二重になって見える• 麻痺やしびれをともなう• 激しい頭痛がある 生命の危険にもかかわるため、めまいとともにこのような症状がみられたら、すみやかに医療機関を受診しましょう。 良性発作性頭位めまい症の検査 良性発作性頭位めまい症ではおもに 眼振検査(眼球の動きを観察する検査)がおこなわれます。 眼球を拡大して診ることができるフレンツェル眼鏡をかけた、直接あるいは小型のCCDカメラを使ったりして眼球の動きを観察すると、耳石が半規管のどこに入り込んでいるのかを判断することができる場合もあり、診断の根拠となります。 また良性発作性頭位めまい症では難聴の症状がほとんどあらわれないため、 聴力の検査をおこない、他のめまい疾患ではないかどうか確認することもあります。 良性発作性頭位めまい症の治療法 良性発作性頭位めまい症は特別な治療をおこなわなくても、 数日から2週間ほどで症状が改善していく場合がほとんどです。 原因となる部位(左右およびどの半規管か)が明らかになった場合は、 移動した耳石を元の位置に戻す、耳石置換法と呼ばれる治療方法をおこなうことで、より早く症状を改善することができます。 これは 眼球の動きから耳石がどこに迷い込んでいるのかを判断し、患者の頭を上下や左右にゆっくりと動かして耳石を半規管から追い出す方法です。 ただし 首や腰に病気がある場合には、この方法で治療することはできないので注意が必要です。 また、平衡訓練やリハビリなどの理学療法が有効な場合もあります。 良性発作性頭位めまい症は耳石の移動という物理的な原因のため、薬物療法ではあまり効果がない場合もあります。 しかし 症状が強い・長期化しているといったケースでは、抗めまい剤や制吐剤など、症状を緩和する薬が処方されることも少なくありません。 良性発作性頭位めまい症の自宅でできる予防法 良性発作性頭位めまい症を起こさないためには、耳石が半規管に入ることを防ぐのが大切です。 そのためには日常生活のなかで、次のような点に注意しましょう。 いつも同じ方向で横にならない 寝るときなどいつも同じ方向を向いて横になっていると、下側の耳の半規管に耳石が入り込みやすくなってしまいます。 テレビを見る際も、横になりずっと同じ姿勢で見ることは避けるようにしましょう。 枕を高くして寝る 寝る際には高めの枕を使うと、耳石が半規管に入り込みにくくなるためおすすめです。 積極的に体を動かす 良性発作性頭位めまい症は、パソコン作業など同じ姿勢のままでいることや運動不足が原因の場合もあります。 そのため 頭を動かしたり、寝返りを繰り返す運動をしたりすることも効果的です。 運動不足を解消するために、積極的に体を動かしたいものですね。 まためまいが起こると恐怖心からじっとしてしまう場合が多いようですが、 耳石を半規管から追い出すためにも、無理のない程度にめまいのする方向に頭を傾けるとよいでしょう。 重度の良性発作性頭位めまい症の場合は手術も まれに1年以上再発を繰り返す、眼振(眼球の揺れ)が止まらないといった日常生活に強く影響を及ぼす難治性のケースもあり、その場合には手術を検討することもあります。 「半規管遮断法」という方法でおこなわれ、半規管のリンパの流れを遮断することで耳石が半規管の中を浮遊しないようにする手術です。 まとめ 良性発作性頭位めまい症は治療をおこないやすい病気ではありますが、重度のめまいを引き起こすこともあるつらい症状が特徴です。 自然治癒する場合も多いですが、つらいめまいや吐き気があるなら、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 また 一概にめまいとはいっても、さまざまな病気や脳が原因である悪性頭位めまい症の場合もあるため、自己判断は危険です。 気になる症状があれば、できるだけ早く医師に相談しましょう。

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【頭位めまい症】は自分で治せる!専門医が考案「寝返り体操」のやり方|ケンカツ!

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良性発作性頭位めまい症を治す「寝返り体操」 耳の奥にあるバランスを感知する感覚器「前庭」に異常が生じることで発症する。 前庭には回転運動を感知する「三半規管」と、直線運動や傾きを感知する「耳石器」がある。 耳石器には「耳石」という小さなカルシウムの粒が数百個付着しているが、これが何らかの理由で剥がれ落ち、三半規管に入り込む。 すると、三半規管内を満たしているリンパ液の流れが乱れ、目の動きを調節する神経が刺激されて、めまいが起こる。 リンパ液の流れが落ち着けば、症状はすぐに治まる。 耳石が剥がれる理由は不明だが、睡眠時に頭の位置が低いと下側の耳の三半規管に耳石が入りやすくなる。 そのため「いつも同じ向きで頭を横にして眠る人や、横向きに寝た姿勢でテレビを見る習慣のある人は、発症しやすくなります。 また、中高年の女性に好発するため、加齢に伴うホルモンバランスの変化や骨粗しょう症との関連性も指摘されています」と小川教授は説明する。 耳石の位置は特殊な機器で眼球の動きを観察すれば把握でき、三半規管から耳石を追い出すことができれば、めまいは大抵起こらなくなる。 頭位治療をしなくても、耳石の塊が崩れて細かくなるか、リンパ液の乱れが生じなくなるか、自然に耳石器に戻るため、4週間ほどで自然に軽快することも多いという。 また、自分で頭を動かす「寝返り体操」を行う方法もある。 ただし、耳石が再び三半規管に入り、再発することがしばしばある。 小川教授は「再発予防には、睡眠時にいつも同じ向きで寝ないよう注意する、枕を高くしたり、上半身に傾斜をつけたりして頭を高くして寝るなどの工夫をするとよいでしょう。 頭を動かすと耳石が1カ所にたまりにくくなるため、寝返り体操も有用です」とアドバイスする。

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良性発作性頭位めまい症の症状と原因

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めまいの約半数は、良性発作性頭位めまい症によるものです。 このめまいは、自分である程度は改善できます。 良性発作性頭位めまい症では、周囲や自分がグルグル回っているように感じる回転性、もしくは、頭や体がグラグラしたりフラフラしたりする、動揺性のめまいが特徴です。 めまいは、起床時や靴ひもを結んだり洗濯物を干したりするときなど、頭の位置を変えたときに生じます。 美容院などで横になったときにめまいがした、という例も少なくありません。 通常、めまいは30秒~1分ほどで治まります。 ちなみに、メニエール病では耳鳴りや耳の聞こえの悪さなどを伴うのに対し、良性発作性頭位めまい症では、こうした症状はありません。 良性発作性頭位めまい症は、女性に多くみられます。 患者数は、女性が男性の4~5倍というデータもあります。 また、高齢者に多いのも特徴です。 だからといって、若い人に無縁の病気という訳ではありません。 サッカー女子元日本代表の、澤穂希さんがかかった病気として記憶している人も多いでしょう。 澤さんの例のように、サッカーやスケートなどの、頭部に衝撃を受けやすいスポーツで発症する例もあります。 その一方で、運動不足の人にも多い病気です。 こうした患者さんの傾向は、良性発作性頭位めまい症が起こる原因を考えれば納得できます。 耳の奥には、内耳という器官があります。 この内耳の耳石器と呼ばれる部分には、耳石(じせき)という小さな石があります。 耳石は頭部が傾くと耳石器の中で、その重みによって移動します。 耳石の動きを感覚細胞が感知して、その情報を脳へ送っています。 主成分は、骨と同じ炭酸カルシウムです。 耳石は、老化や頭部への衝撃ではがれ落ちることがあります。 このはがれ落ちた耳石が、耳石器とつながる管状の部分、三半規管に入り込んでしまうのが、良性発作性頭位めまい症の原因です。 三半規管の内部はリンパ液で満たされています。 頭が動けばこのリンパ液に流れが生じます。 その流れを三半規管の付け根にあるクプラという膜状の構造物が感知し、脳へ情報を送ることで、脳は頭の動きを判断するのです。 三半規管に耳石が入るとリンパの流れが乱れます。 頭の動きが止まっても耳石は転がり続けるため、脳へは「まだ頭は動いている」という誤った情報が送られるからです。 しかし、視覚や関節からは「頭は止まっている」という情報が送られます。 この情報の差異に脳が混乱し、めまいが生じるのです。 良性発作性頭位めまい症が中高年女性に多いのは、骨粗鬆症と同様、ホルモンのバランスの乱れによって耳石がもろく、はがれやすくなるためでしょう。 頭部への衝撃も、耳石がはがれる原因となります。 耳石は小さな粒の集まりです。 三半規管に入っても、体(頭)を動かしていれば自然と砕け散り、リンパ液の流れを大きく乱すことはありません。 ちなみに、砕けた耳石は耳石器の奥のほうで吸収されます。 しかし、運動不足では耳石が砕ける機会がありません。 また、長時間頭を動かさないでいると砕けた耳石が一ヵ所に集まり、再び大きな塊になってしまいます。 運動不足の人に良性発作性頭位めまい症が多いのは、このためです。 良性発作性頭位めまい症の治療法で有効なのは、「エプレイ法」です。 エプレイ法は、1980年代に、アメリカの開業医・エプレイ医師によって考案されました。 私も92年にエプレイ医師の講演を聞いています。 エプレイ法は、めまいのときに生じる眼振(意思とは無関係に起こる眼球の揺れ)を確認しながら、医師が患者の頭を動かすことで、三半規管に入った耳石を物理的に取り除きます。 薬物療法もありますが、これらはふらつきなどの副作用が少なくありません。 その点、エプレイ法であればその心配はなく、1回の治療で7割程度の患者さんでめまいが消失することが知られています。 ただ、エプレイ法は医師の手で頭を動かすため、患者さんの首や腰に負担がかかる場合もあります。 また、一人で行うことはできません。 そこでお勧めしたいのが、私どもが考案した「寝返り運動」です。 寝返り運動は、患者さん自身が自分で頭を動かすことで、エプレイ法と同様、三半規管に入った耳石の排除・破砕が期待できます。 首や腰に不調のある人や、運動の苦手な高齢者でも行いやすい体操です。 良性発作性頭位めまい症でお悩みの人は、ぜひお試しください。 良性発作性頭位めまい症は、再発することもありますが、寝返り運動を続けていれば再発しづらいことがわかってきました。 ただし、めまいは脳梗塞(脳の血管が詰まって起こる病気)など、他の病気が原因で生じる場合もあります。 めまいが生じたら、念のため専門医の診察を受けてください。 ちなみに、寝返り運動考案のきっかけは、長崎大学の発表した論文でした。 そこに、腰などに問題があって睡眠中に寝返りが打てない人に、良性発作性頭位めまい症が多いということが紹介されていたのです。 おそらく、睡眠中の寝返りは、三半規管に入った耳石の排除・粉砕に役立っているのでしょう。 そこで、寝返りの姿勢とエプレイ法を参考に、寝返り運動を考案しました。 2000年ごろから、良性発作性頭位めまい症の患者さんに自宅でできる治療法として勧めていますが、「自分で治せる」と好評です。 寝返り運動は、三つの動作しかないので覚えやすく、簡単で時間もかかりません。 基本は1日2回、起床時と就寝前に布団の上で行うとよいでしょう。 特に起床時の体操は、日中のめまいの予防に有効です。 めまいが消えた後も回数を減らして習慣にすれば、再発の予防になります。 首だけを左右に動かすやり方が基本ですが、腰が痛い人でもこれならできるでしょう。 もし、腰に痛みがなく、首に痛みがあれば体ごと左右に動かします。 それでも痛みが生じてつらいという人は、左右への傾きの角度を浅くして無理のない範囲で続けてください。 人によっては、寝返り運動でめまいが生じる場合もあります。 ただ、良性発作性頭位めまい症の場合、めまいが続くと脳が慣れて、つらく感じにくくなる例が少なくありません。 できる範囲でいいので続けることをお勧めします。

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